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0.7秒で決める! 第一印象◎のメイクアップ講座〜客室乗務員へのミチvol.4〜

客室乗務員(CA)といえば、キラキラの笑顔と身にまとう華やかな空気……皆、一様に美しく輝いています。

本連載では、ライターの木村衣里がAIRDOの客室乗務員訓練の一部を体験、その美しさの裏に秘められた努力や訓練の厳しさをレポートします。

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みなさんこんにちは。ライターのきむら いりです。

みなさんは上↑のわたしの写真を見て、どのような印象を持ったでしょうか。

 

人の第一印象って、ほんの一瞬で決まると言われています。秒数については諸説あるのですが、コンマ数秒から長くても10秒程度でその人の印象って決まってしまうものなのだとか。

 

客室乗務員がお客さまと接するのはほんのわずかな時間のため、なによりも第一印象が大事。その第一印象を決定づける重要な要素の1つが「メイク」なのです。

 

ということで今回は、客室乗務員へのミチの総仕上げともいえるメイク講習に潜入! 前回の機内ドリンクサービス訓練と同様に、11月入社の第40期訓練生のみなさんと一緒に講習を受けていきます。

 

上空では「少し濃いめ」がちょうどいい

AIRDOでは、カネボウ化粧品 美容研究所の方を講師に招き、第一印象◎な「好印象メイク」の仕方をデビュー前の訓練で身に付けます。

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▲いつもは緊張した様子の訓練生も、今日はリラックスした様子で楽しそう

 

講師の川井さんによると、メイクにはその時代ごとの流行があるものの、客室乗務員にとって大事なのはお客さまにとって「好印象」であるかどうか。そして、機内は地上よりも暗いためアイシャドウやチークは明るめの色をチョイスし、普段よりも「ちょっと濃いかな?」と思うくらいがちょうどいいそうです。

 

レッスン開始……の前に、セルフメイクの状態を再確認。

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▲この撮影は朝だったのですが、すでに顔が疲れている印象。

 

ここからどう変わるか……おたのしみに!

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まずは全員、メイクを落とすところからスタート。

 

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全員が素顔に戻ったら、化粧水や乳液でお肌を整えてベースメイクをしていきます。

 

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まずは化粧下地を薄く均等に顔全体に伸ばし、ファンデーションを顔の中心から外側に向かって塗り広げていきます。

この際、顔の中心はしっかりとカバーするように叩き込み、外側にいくほど薄くなるように馴染ませていきます。

 

化粧下地を顔全体に伸ばしていると……

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自然と顔も伸びます。

 

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首との境目ができないよう、首に向かってスポンジを使ってしっかり馴染ませます。

このとき忘れがちなのが、まぶた。そしてクマやくすみが気になる人はこのときにしっかり重ね塗りしてカバーしましょう。

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▲わたしはクマがひどかったので先生のゴッドハンドに頼らせてもらいました。

 

フェイスパウダーを顔にのせていくときは、つけすぎ注意! 顔が真っ白にならないよう、もう1つのパフと擦り合せるなどして、余分な粉を落としてからポンポンとおさえていきましょう。

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お肌をふわっとした印象に仕上げたい場合はこれでOK。さらにツヤ感をだしたい人は、ブラシを使って顔の粉を払い落とすイメージで全体をさささーっと磨いていきましょう。

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これにてベースメイク完了! 顔全体の色ムラがカバーされて、つるっとした印象になりました!

■ベースメイクのチェックポイント

  • キメが美しく見えているか
  • フェイスラインを薄くぼかし、首とのつながりを自然にしているか
  • 顔の正面は自然に完璧にカバーできているか

つづいてはチーク。

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チークブラシでくるくるくるーっとして、毛にたっぷり含ませたら……

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ティッシュにポンポンとして、表面についた粉を落とします。

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頬骨に沿って、顔の中心から外側に向かってふんわりのせていきましょう。

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ポイントは、このように笑った状態で頬骨の一番高い位置からチークをのせていくこと。高すぎず低すぎず、自然な位置にいれることができます。

■チークのチェックポイント

  • 頬骨に沿って、広く淡くそして輪郭線がないようにぼかしているか

 

つぎはメイクの中で最重要ともいえるアイメイクです。

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大きめのアイシャドウブラシにベースカラーをとったら、まぶた全体にのせていきます。

目元は内側に向かって立体感が増して影ができるので、アイシャドウは必ず外側が濃くなるように、目尻から内側にむかってぼかしましょう。

その次にミディアムカラーをアイホールにのせていくのですが、手でまぶたを触り、くぼんでいるところまでがアイシャドウをのせる範囲の目安となります。

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▲みんなでまぶたを触り、アイシャドウをのせる範囲を確認。

 

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アイシャドウは矢印の方向に向かってぼかし、丸で囲った部分が一番濃くなるよう、色をのせます。

最後に、目のキワに一番濃い締め色をのせることで、美人度がぐぐぐっとアップするのだそうです。

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わたしも講師の荘野さんに相談しながらアイシャドウの色を決めて……

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外側から内側に向かってアイシャドウをのせていくと……

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向かって左のほうが目の横幅が広がったように見えます。これぞ陰影マジック。

■アイシャドウのチェックポイント

  • 目尻のキワが最も濃くなっているか
  • 色の境界線がつかないようにぼかしているか

その後は眉を描き、アイラインを引いて、マスカラを塗っていきます。

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眉を描くときはこのように鏡を遠くに持って見ると、全体のバランスが取りやすくなってオススメです! 眉の輪郭がはっきりしすぎないよう、足りない部分を補うくらいのイメージでふんわり描いていきます。

アイラインはまつげの隙間を埋めるように引いていき、ビューラーでまつげを根元から毛先に向かって順にしっかり立ち上げたら、マスカラを根元からたっぷり塗っていきます。

まつげの隙間を埋めるときは、鏡をテーブルに置いて上から覗き込むようにすると引きやすくなるので覚えておきましょう!

■眉のチェックポイント

  • 眉頭は薄く、中央は濃く、眉尻はやや濃くなっているか
  • 眉の輪郭はぼやけているか
  • 眉のプロポーションにあてはまっているか

■アイラインのチェックポイント

  • まつげの隙間を埋めながら、目尻を中心に自然に描けているか

■マスカラのチェックポイント

  • 上下まつげの根元から束にならないようしっかりつけているか

 

最後に、スカーフを首元に置いて一番華やかに見える口紅を塗っていきます。

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唇の輪郭をリップブラシを使ってしっかり描き、端まで塗り残しがないように注意しましょう!

■口紅のチェックポイント

  • キレの良い輪郭線で、その人の唇なりに左右対称に描けているか

 

こうして2時間におよぶメイクレッスンの末に完成した、「客室乗務員メイク」がこちらです!

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全体的にキリッとした印象になったのが……おわかりいただけますか!

普段はあまり口紅を塗ることがないのでこうして見ると、口紅がいかに全体の華やかさを底上げしてくれているか、その大切さに気づかされます。

 

ちょっとは客室乗務員っぽくなれたのではないでしょうか……!?

ただ、現役客室乗務員の方からは「あともう一歩!」とのご指摘をいただきました……(笑)。やはり、客室乗務員特有のあの凛とした雰囲気というのは、一朝一夕では身につかないものなのだな、と実感しました。

 

おわりに

AIRDOではアイシャドウや口紅の色の指定がないのだそう。

つまりそれって、自分に一番似合う色やその日の気分によってメイクを変えることができるということ。客室乗務員としてふさわしいメイクの範囲内であれば、メイクによってそれぞれの個性をだしたり楽しんだりできるというのもAIRDOの客室乗務員さんがいつも素敵でいられる秘訣のような気がします。

 

こうして客室乗務員がデビューに至るまでの道のりを、ほんの一部ではあるものの実際に体験してみたことで、我々が見ている「客室乗務員」の姿はほんの一部であり、その裏に何倍もの苦労やプレッシャーが折り重なっていること、そして客室乗務員という仕事の重みを知ることができました。

 

お客さまとの信頼を築く身だしなみや所作、乗客の安全を守るための知識と実務、快適に過ごせるためのサービス対応、そして、おもわず「いってきます!」と言いたくなってしまうような笑顔のすべてが揃って、初めて一人前の客室乗務員となり得るのでしょう。

 

みなさんもAIRDOを利用した際には、客室乗務員さんの動きに注目してみてください。新たな発見があるかもしれません。そして、もし少しでも「うれしいな」と思う瞬間があったなら、ぜひ一言「ありがとう」と感謝を伝えてみてください。きっと100点満点の笑顔で送り出してくれるはずですよ!

 

それでは!

書いた人:きむら いり

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北海道函館市出身。プレスラボ所属の編集/ライター。企画したり取材したり執筆したり編集したり。動物が好きで、この世で一番愛らしいのはカバだと思っています。

Twitter:@i_s_ooooo