Yorimichi AIRDOをご覧の皆様、こんにちは。突然ですが、こちらの駅。どこかわかりますか?
そうです、北海道の有名観光地、小樽です!!
新千歳空港からJRで約1時間15分。札幌からはアッという間の40分で到着です。
運河を歩き、美味しい海鮮を食べる。小樽は超有名な北海道の観光地なので、もちろんYorimichi AIRDOでも、何度も小樽を取り上げています!
観光地やお食事情報はそちらにお任せして…。
今回わたしは、訪れれば小樽や近郊の美味しいものをまとめてお買い物できる小樽駅構内のショップと、最高のウイスキーが楽しめちゃう運河近くのバーをご紹介します!
«その1»地元の人が集まる、駅中にあるお店TARCHE
ご挨拶が遅くなりましたが、Yorimichi AIRDOをご覧のみなさまこんにちは。
フードディレクターの対木真理です。
こちらは、小樽地域の美味しい食材のセレクトショップ、駅なかマート「タルシェ」!私も以前から気になって利用していたお店ですが、その品揃えは驚くほど!
今日はタルシェの店長・敦賀さんに店内をご案内いただきます。
はい、タルシェでは小樽だけではなく後志地域でつくられている美味しくて良質な商品を厳選し販売しています!
「後志」←これ、北海道外の人は読めないですよね。「後志=しりべし」です。北海道地図で示すとここですね!↓
後志とは、北海道の西部に位置し、小樽を含める20の市町村で構成されたエリア。
タルシェは小樽・後志地域のお土産屋さんってことですね?
違います!!
え、違うんですか??だって地元のこだわり商品を販売しているということは、お客さんは観光客の人達がほとんですよね??
全っっっ然、違います!!!!!
(どうしよう)
タルシェでは、通常のスーパーなどでは買えない、日常品にプラスアルファの買い物ができるお店として、たくさんの地元の方が訪れてくれているんです。地元のお客様が多いので、リピーターの方がとても多いんですよ。
すみません、てっきり、観光客向けのお土産屋さんだと思っていました。。。
もちろん地元の商品が多いので観光客のお客様にも喜んでいただいています。でもタルシェでは「箱もの」というお土産はほとんど置いていません。あくまでも、地元の方に選んでいただけるように、商品を揃えています。
なるほど。地元の人たちが集まるお店なら、絶対に良い商品が揃ってそう!!
1000種類以上の商品ラインナップがあるタルシェ。お店の中を覗くだけで、ワクワク。敦賀さんが熱く説明してくれます。
日本海にある小樽・後志地域。美味しそうな酒の肴がたくさん。
地元ならではの商品が並んでいたり、
北海道ならではの野菜の加工品があったり、
地元小樽のオサワイナリーさんのワインも!
地元だけで販売してる商品がたくさんあって、取材を忘れて買い物気分に浸りそう…
プライスカードの色が、オレンジとグリーンの2色ありますが、これは??
オレンジカードの商品は地元小樽・後志地域の商品で、他北海道の商品をグリーンのカードで区別してます。地元のお客さんから、地元以外の商品も買いたいというニーズがあるので。
なるほど、わかりやすい!ますます地元だけではなく、観光客の人も嬉しいですね。
後志地域の商品が全体の7〜8割ぐらいで、残りが他の北海道商品ですね。
これだけ商品のラインナップがあると悩んじゃいますね…。ところで店長さんのオススメ商品を1つ教えてもらえますか??
うーん、オススメは本当にたくさんあるんですが、今人気があるのはこちらの商品です!! 自然農園の紺碧の恋「有機ブルーベリージュース」と高橋牧場「のむヨーグルト」です!
さらっと2つ紹介しましたね!よっ!商売上手!!
本当にどちらも人気があるんです!紺碧の恋は余市仁木にある自然農園さんで育てた完熟ブルーベリーを使用しているので、濃厚な甘みと爽やかな酸味が味わえます。
余市仁木の自然農園さんは知ってます!有機の果物を育てて、いろんな商品を作っている、地元では有名な農家さんですよね。気になる!
そして、一緒に飲んでいただきたいのが、ニセコ高橋牧場のむヨーグルトです。ご当地ヨーグルトグランプリで2回連続金賞を受賞。添加物・安定剤などを一切使用せず、牛乳の美味しさを最大限に生かして発酵させたヨーグルトです!
敦賀店長のドヤ顔が、美味しさを物語っています!
わたしが気になった商品はこちら!「無添加おたるのかにみそ」です。
こちらの渋いパッケージの商品に興味津々です!裏面の原材料を見たところ、使用しているのは、なんとずわい蟹のかにミソのみ!!調味料はもちろん、塩も使用していないみたい…。しかも常温販売なんですね…??!
これもオススメで、独自の加工技術で無添加の常温商品として販売しています。そのままお酒のアテで食べてもいいし、パスタ、ラーメン、ご飯とわさび醤油で食べるのもおいしいんですよ。素材の味が最大限に生かされています!!
想像しただけでも美味しそう。今、食べたいな。。。ね、店長…。
ということで、今回特別に店内で試食させていただきました!いただきますー!!
これは! ズバリ日本酒が飲みたくなる美味しさです。かにみその濃厚さとなめらかな食感で、いくらでも呑まさります(北海道弁)。
お酒のおつまみのオススメなら、まだまだたくさんありますよ。
岩内町まるりょう野澤商店の「干し数の子」!珍しい味付きタイプで、噛むとプチプチと味わいが広がります。
数の子まるごとを乾燥させているのが5房も入ってこのお値段!お得です!!
他にも、一匹丸ごとの「甘えびの燻製」も人気商品です。
食べるときにパリパリのヒゲが刺さるので、お尻側から食べるのがお勧めのようです。
北海道は乳製品も商品も豊富です。ニセコフロマージュのチーズも人気。
手前のクリスピーチーズはパリパリの食感で、噛めば噛むほどチーズの旨味を味わえます。おつまみだけじゃなく、おやつとしても食べられています。
店長さんのお勧めを聞いていると、気になる商品が多すぎて取材が終わりません、、、どうしましょう、山田さん。。
思わず、取材担当のAIRDO山田さんに相談しようとすると、、、?!!!!! 小樽の名店「なると屋」の若鶏半身揚げに釘づけの山田さん、、、
なると屋の若鶏半身揚げは地元のソウルフード!
山田さん。食べたいんですね、よくわかりますよ。でもここでは食べられません。。
ご安心ください、なると屋自慢の味をそのままご家庭でも食べらるように、冷凍での販売も開始しました!
なると屋はザンギも人気です。
さすが!タルシェ楽しすぎです!
ありがとうございます!札幌からJRで、タルシェに買い物だけをしに来てくれるお客さんもいらっしゃいます。
確かに地元ならではの商品が揃っているので、その気持ちわかります!!そして、店長のオススメを聞いていたら、美味しいお酒が飲みたくなりました。小樽ならではのお店ってありますか??
それならぜひ、Nikka Bar Rita(ニッカバーリタ)がいいですよ。お店は15時オープンで、駅から運河方面に向かって徒歩15分ぐらいです。
ありがとうございます!さっそく飲みに行ってみます!!
駅なかマートTARCHE(タルシェ)
小樽市稲穂2丁目JR小樽駅構内
tel.0134-31-1111
営業時間/9:00~20:00 年中無休
タルシェは小樽駅の改札を出て、左側に向かって歩くすぐです。多分、50歩ぐらい!後志地方の隠れた絶品商品があるため、タルシェで買い物するためだけに札幌から訪れる人もいるそうです。寒い冬でも、外に出ないで小樽を楽しめる場所かもしれませんね〜
«その2»余市ニッカウヰスキー認定のNikka Bar Rita(ニッカバーリタ)
17時を過ぎるとあたりは暗くなり、運河が綺麗にライトアップされてます。ゆっくり運河沿いを散歩するのもいいですが、、、
寒過ぎるので運河をチラ見したら、すぐにバーへ!!冬の小樽は、地元北海道民でも寒いです。暖かい装いをお勧めします…!
運河沿いに面してる出抜小路(でぬきこおじ)は飲食店を中心に約20件の店舗が集まっています。 石造りの建物が並ぶこの界隈に、ひっそりとあるニッカバーリタを発見!!さっそく中へ。
ドアを開けると、薄暗い店内にはカウンターと奥にはニッカウヰスキーのステンドグラスがあり、テンションが高まります。
カウンター越しには美人の店長さん。さっそく女性に人気のオススメのカクテル「おたる生ワインボール」をつくってもらいました。
小樽運河のブルーをイメージした「おたる生ワインボール」。おたるワインのナイアガラを使っているので、ぶどう香りが優しく、飲みやすいカクテルです。
一人で飲むのはちょっと寂しいので、図々しくもニッカバーリタ の齋藤社長にお相手をお願いしました!かんぱーい!!
運が良ければ、皆さんも齋藤社長に会えるかも!お酒がすすむと、いろんな歴史の話を聞かせてくれますよ。
ところで、なぜここのバーはニッカウヰスキーの認定バーなんですか?
実はニッカウヰスキー余市蒸留所の工事を請け負ったのがこのバーの親会社である阿部建設株式会社で、昔から関わりがあったんだよ。ニッカウヰスキーの創業者竹鶴氏の息子さんと建設会社の先代の社長が親交が深かったんだよね。
おぉー!すごい!!某局の朝ドラで竹鶴氏と奥様の物語は知ってます!
歴史ある親交の中で、竹鶴氏の生涯を支えたリタ夫人の名前をいただいて、2005年にバーを開業したんだ。
だからニッカウヰスキー認定のバーなんですね。大変申し訳ないのですが、、、、実は私ウイスキーの知識があまりなくて、何を頼んでいいのかよくわからないのですが、、、
ここはウイスキー初心者の人も気軽に楽しんでもらえるように、少しづつ飲めるテイスティングセットを用意してるよ。試してみたら?
ぜひ、飲んでみたいです!!!
まずは、ニッカウヰスキー余市蒸留所限定の飲み比べ。
飲み比べはハーフショットづつ。まずはストレートで飲んで味の違いを楽しみ、そのあとは水や氷を加えて、香りや風味の広がりを味わいます。
次に竹鶴ピュアモルトの17年、21年、25年の飲み比べ。
余市蒸留所と宮城峡蒸留所。複数の蒸留所のモルトからつくるピュアモルト。
最後に余市蒸留所の原酒5種飲み比べ。
全てのウイスキーの元になる原酒。それぞれお好みですが、20年が一番好きです。
美味しいウイスキーで、完全にご機嫌です。
ウイスキーの樽をイメージしたメニュー。しっかりとしたメニューがあるので、初心者でも気軽に立ち寄れるバーですね〜
美人店長さんと楽しいバーテンダーさんがいるので、一人で飲んでも楽しそうなニッカバーリタでした。今回私が飲んだテイスティングの他にも色々な飲み比べもあるし、終売になった限定商品などもたくさん揃えているそうです。ウイスキーに詳しい人も、初心者の人も楽しめるバーですね。皆さんも、お好みのウイスキーを探してみてください!
Nikka Bar Rita(ニッカバーリタ)
小樽市色内1丁目 出抜小路内
tel.0134-33-5001
営業時間/15:00~22:00(ラストオーダー21:30)
定休火曜日(前後で連休あり)
ウイスキーに馴染みのない若い人たちもお店に入りやすいように、チャージなしの明朗会計にしているそうです。メニューもしっかりあるので、小樽でウイスキーデビューもいいですね。
知ってると自慢できちゃう小樽の名スポット、いかがでしたでしょうか?
定番の小樽運河や海鮮を満喫した後は、オシャレなバーで歴史あるウイスキーを楽しみ、TARCHEで地元の名産を探してみてくださいね!
それでは、また!
書いた人:対木真理
札幌在住。フードディレクター・ライター
北海道の農家さん、漁師さん、加工会社などの取材を行い、生産地情報を集めてメディアや企業へ紹介。北海道食材を使った商品開発の営業業務を行う。
好きな食べ物はスイカ。
さっそくですが「タルシェ」って、、、小樽のマルシェってことですか?