1泊2日で小樽旅~北海道で美味しいものとお酒を贅沢に楽しむ~

Yorimichi AIRDOをご覧の皆さま、はじめまして。日々見つけた美味しいものや歩いた街についてブログを書いているTakiです。


自分が初めて北海道を訪れたのは2年前の夏のこと―― うまい寿司を求め、札幌からレンタカーで小樽へ。美しい運河、そして、これでもかというくらいに味わった寿司と日本酒はどれも本当に格別だった……。

久しぶりに小樽へ美味しいものを食べに行こう。

そう思い立ち、東京・羽田空港からAIRDOの飛行機に乗って新千歳空港へ。そこから電車で約1時間、2年ぶりに小樽へやってきました。


駅から真っすぐ歩くと懐かしい風景が。風が気持ちいい。

今回はここ小樽で楽しめる美味しいものを味わい尽くします。旅行日程は1泊2日。それではさっそく出掛けましょう。

《1日目 昼食》魚真(うおまさ) ~小樽の名物シャコも入った贅沢15貫盛り~


まずは昼食を、と向かった先は職場の北海道出身の上司に教えてもらった「魚真(うおまさ)さん。15貫の「魚真にぎり」を注文すると、四角いお皿に寿司が奇麗に並んでやってきました。


寿司と一緒にお酒も。「小樽の酒ならこれかな」とおすすめしてもらったのがこちら、北の誉(きたのほまれ)酒造の「地獄坂」

名前にある地獄坂は小樽にある坂道に由来し、このお酒も小樽でしか売っていないとのこと。

……あ、好きだ。


寿司で特に気に入ったのが、このホタテ。大きな身が柔らかくて、口いっぱいにホタテの甘味が広がります。


それからアワビ。食感がよく、お酒との相性も抜群です。


こちらは初めて食べた小樽の名物、シャコ。食感は海老に似ていて、より身が詰まったような感じ。香りはなんとなく蟹に近く、コクがあってうまい。 大好きだ。

こんなうまい寿司と小樽の地酒を昼から飲んですっかりいい気分。

「うまいか? うまいか?」
「超うまいです」
「良かった、良かった……」

「また来てよ」
「はい、また来ます」

大将とそんなやりとりを交わし、店を後に。ぎりぎりまで笑顔で見送ってくれたのがうれしかったなあ。いいお店を教えてもらった。

魚真
住所:北海道小樽市稲穂2丁目5番11号
電話:0134-22-0456
営業時間:12:00~14:00、16:00~21:00
定休日:日曜日

夕食前に青の洞窟のクルージングへ

運河沿いを歩き、風にあたりながら酔いをさまして青の洞窟 クルージングへ。こちらも事前におすすめと聞いてやってきました。


出発する前に船長のアレックスさんからルートの説明を受けます。ところどころ冗談を挟むから、ついついにやけてしまう。楽しいなあ。


「レッツゴー行きましょう!」という船長の声と共に出発。ツアーの所用時間は90分とのこと。

「レッドトマト」という名前の真っ赤な船は、加速すると想像以上のスピードでびっくり。「パワーボートってこんな感じなんだよ」と、船長が笑顔で話すものの、いやいやかなり速い。なかなか怖くて出発してしばらくは後悔したけど、徐々に慣れて風景も楽しめるように……。


約30分で青の洞窟付近に到着。


入口から見上げると崖がこんなに高い。


そうして洞窟に入り後ろを向くと……



なんだこの青さは……。想像していた以上の“青”が目の前に。

前の席に座った海外からのお客さんは「Wow、amaizing!」と叫びっぱなしで、驚きが伝わってくる。自分も目に焼き付けようと、しばし美しい青い海と対面。来てよかったなあ。

帰りも船長の陽気なジョークを聞きながら港へ。船から見える名所も一つ一つ丁寧に紹介してくれて、あっという間に時間が過ぎました。

それから小樽駅前のホテルに戻って温泉に入り、夜に備えてひと休みすることに。


《1日目 夕食》ふじりん ~豊富な日本酒と名物おでん~


暗くなり、さて飲みに行こうと小樽の街へ。最初に入店したふじりんは、日本酒が好きなら是非行った方がいいと知人から聞いていたお店。


おすすめの日本酒のメニューを見て、入って正解だったと確信。自分が日本酒を好きになるきっかけとなった宮城の「伯楽星(はくらくせい)」をはじめ、三重の「作(ざく)」や福島の「飛露喜(ひろき)」も。

このメニューの他にも山形の「十四代」や三重の「而今(じこん)」、季節限定の夏酒もそろっていて自然に気持ちが高まります。


せっかくなので、まずは北海道の地酒の飲み比べから。街単位で地酒を選べるようになっていて「小樽」「増毛」「ニセコ」を選択。どれもしっかりと“酒”感があって、体にぐっと染みます。あぁーー………。うまい。


こちらが、ふじりんの“ママリン”こと田中さん。「今日はちょっと忙しいから隣の常連さんにいろいろ聞いてね」と素敵な笑顔で調理場へ。何を頼もうか悩んでいると……


お通しの馬肉のスモークが運ばれてきました。もう、最高。お酒が進んで仕方がありません。


さて、北海道らしく海の幸を。まずは活ホタテ貝をオーダー。噛みしめる度に甘味がじゅわっと広がります。濃厚な味わいでヒモもいいつまみに。


隣の席に座っていたご夫妻と意気投合したので話を聞くと、もう11年も通っているそう。奥さんが「煮付けがとても美味しいんだよ」と教えてくれ、この日一匹だけしか入っていないというキンキをひと口分けてもらうことに。

「ちょっとでごめんね」
「いやいやもらえるだけで……あ、これ超美味しい」
「だよね、美味しいよね。一回煮こぼしてから味付けするのがポイントなんだって」

入った瞬間からいいお店だなあと思っていたけれど、どんどん好きになる。いいお店にはいい人が集まるなあ。このお店のためにまた小樽に来たいと思える、素敵なお店が見つかった。


名物というおでんも注文。うまい出汁が大根にしっかりと染みています。


こちらは隣のご夫妻からおすすめされた岩のりのおでん。こんなの食べたことがない。口に入れたときの食感はつるつる、噛むと意外と歯ごたえもあってシャキッとしていて、そして最後にとろり。なんだこれ、衝撃的にうまい……。


と、ここでもう少し魚を食べたいなと考えていると、ママリンが「マグロのカマ、美味しいよ」と教えてくれたので頼んでみることに。重量感たっぷりのカマが運ばれてきました。


これがまたびっくりするくらい美味しい。大きな身は箸でほろりと崩れるほどに柔らかく、口の中に入れるとマグロの甘い脂が溢れます。なのに決して脂っぽくなくて、あっという間に完食。


マグロのカマに負けないくらい、うまみたっぷりの而今がぴったりです。


最後までずっと美味しくて楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。写真の一番右がママリンで、その隣が自分(昼間のクルージングで日に焼けたのとお酒で顔がいい感じに赤い)。そして、その左が親切にしてくれたご夫妻です。


数百ものろうそくが運河に浮かぶ小樽の風物詩「小樽雪あかりの路」が開催される2月に、またふじりんで会う約束をしてさようなら。ありがとうございました。

ふじりん
住所:北海道小樽市花園1丁目8番24号
電話:0134-22-8666
営業時間:17:30~23:00
定休日:火曜日(変更あり)

《1日目 夕食》柳助(りゅうすけ) ~胡椒と特製ダレとの相性が抜群 穫れたてトマト~


ふじりんの次に伺ったのが「柳助(りゅうすけ)さん。小樽はいい居酒屋が多くてうれしい。


お通しのサーモンの燻製。初っ端からお酒に合ういいつまみ……。


二軒目なので焼酎。芋、ロックでいただきます。


お店に入ってすぐ気さくなお店の方々と話が弾む。小樽の人はみんな優しいなあ。

小樽大好きだーー、って思いながら芋焼酎を飲んで、無くなったらお代わり、またお代わり……。せっかく北海道に来たんだ、楽しいからいいんだ、とまたお酒が進む。



この柳助で是非頼んでほしいのがトマト。ただし、日によってあったりなかったりらしいので要注意。その日、一番新鮮な食材を仕入れているそう。

早朝に収穫した中玉トマトを胡椒と特製のタレでいただきます。ジュースのように甘くていくらでも食べられそう……。ミルで引いた胡椒と特製ダレの相性もばっちり。


「これも美味しいよ」といただいたのはスナップエンドウです。これまた甘い。


「こうやって食べるんだよ」と小樽出身の店主・浅見さんが、食べ方と一緒にこのスナップエンドウがどれだけ美味しいか真剣に語ってくれました。


一方、隣でただ食べるママさんは自由。この2人のやりとりが見ていて微笑ましい。居心地がよくてずっとだらだら飲みながら居座りたくなるなあ。


「『Yorimichi AIRDO』で小樽の美味しいものを紹介するんです」と話したら、こんなものが運ばれてきました。「ものすごく古い初期の機内誌だけど、お店が取り上げられたんだよ」とのこと。


まずはお客さんを喜ばすこと―― はい、喜んでます。


来たかった街を訪れ、夜遅くまでその街の人と語りながらお酒を飲める幸せといったら本当に贅沢です。浅見さんのお子さんの話や趣味のバイクの話を聞きながら、最後の最後まで楽しい時間だったなあ。また来ます。

柳助
住所:北海道小樽市花園1丁目5番3号 花園高架下商店街3号館
電話:0134-23-0557
営業時間:18:00~23:00
定休日:火曜日

◇◇

運河沿いの夜景を見ながら最後に一杯


この日最後に立ち寄った場所は、2年前に見て感動した運河沿いです。柳助から歩いて約10分でこの景色は最高でしょう。


ほろ酔い気分で夜景に乾杯。ただただ、いい夜。

《2日目 朝食》青塚食堂 ~雲丹づくし贅沢丼~

翌朝、最初に向かった先は小樽駅からタクシーで約15分の場所にある、祝津(しゅくつ)青塚食堂です。6月~8月まで旬の雲丹を目一杯楽しめると聞きつけてやってきました。

取り扱っている雲丹は、一般的に高級と言われる「蝦夷(エゾ)バフンウニ」と、比較的あっさりしている「キタムラサキウニ」の2種類。収穫状況に左右されるらしいですが、新鮮だからミョウバンにつけず、海水につけた状態で提供することもできるそう。



こちらは蝦夷バフンウニです。濃いオレンジ色が特徴的。つぶつぶとした食感がしっかりと感じられて味は非常に濃厚です。



そして、こちらがキタムラサキウニです。あっさりしていると聞いたとおり、水のようにすいすい食べられる。たくさん食べるならこちらかもしれません。


この2つの雲丹をせっかくなので……


一緒に盛って超贅沢雲丹丼の完成。ご飯の量に対して明らかに多いウニ。丼ぶりをかかえて無心にいただく。一生分の美味しい雲丹を食べたんじゃないかという満足感。ああ、幸せ。ごちそうさまでした。


ちなみにニシンも名物ということなので、次回は必ず。

青塚食堂
住所:北海道小樽市祝津3丁目210番
電話:0134-22-8034
営業時間:10:00~20:00
定休日:なし

《2日目 昼食》麻ほろ 小樽本店 ~最後の一滴までうまいチャーシュー麺~



街に戻ってまた運河を歩き、それから「北一硝子」で青色の奇麗なガラスの酒器を自分用に買ったり、「小樽オルゴール堂」を見たり。そうして楽しい時は時間があっという間に経って、昼すぎに。


お腹も空いてきたところで訪れたのが麻ほろ 小樽本店さんです。以前来た時に食べて非常に美味しかったラーメン屋さんで、北海道に来たならやはりラーメンで〆たいと寄ることにしました。


ラーメン単品と迷った末に「とろチャーシュー定食」を注文。好きなラーメンに小さなとろチャーシュー丼がついてきます。ラーメンは醤油と味噌と塩があり、それぞれ「あっさり」か「こってり」を選択可能。今回は定番のあっさり醤油を選びました。


つるつるとのど越しがよく、コシと縮れ具合も絶妙な麺。これこれ、これです。


そして何よりもスープも信じられないくらいに美味しくて一口、もう一口とやっていたら結局最後は丼ぶりを持って、全て飲み干してしまいました。


もちろん、とろチャーシュー丼も申し分なし。チャーシューにタレがしっかり染みていてご飯が進みます。


こちらは店主の土居さん。電話で取材依頼した時に「まずかったらどうしよう……」と話してくれるような自然体で優しい方。最後に「取材、頑張って!」と力強く送り出してくれました。ごちそうさまです。

麻ほろ 小樽本店
住所:北海道小樽市色内1丁目7番7号
電話:0134-32-0140
営業時間:11:00~15:00、17:00~20:00
定休日:月曜 第1火曜日

《2日目 スイーツ》小樽洋菓子舗ルタオ ~甘いもの好きは絶対食べたい奇跡の口どけセット~


ラーメンで〆ると言ったけど、やはり甘いものは別腹。というわけで小樽洋菓子舗ルタオにやってきました。


お目当ては季節限定の「メロンドゥーブル~北海道産赤肉メロン~」。メロンの香りが抜群で美味しい。


ただ、「メロンドゥーブル~北海道産赤肉メロン~」は8月までの季節限定商品とのことで、人気No.1という生ドゥーブルフロマージュとのセット「奇跡の口どけセット」もすすめられました。

絶対食べ過ぎだけどせっかくの旅だから、と言い訳。ちなみに本店限定のセットだそうです。


北海道の一部の店舗でしか食べられないという「生ドゥーブルフロマージュ」。笑ってしまうくらいに美味しかったので、甘いもの好きだったら絶対一度食べてみてほしいケーキです。

小樽洋菓子舗ルタオ
住所:北海道小樽市堺町7番16号
電話:0120-46-8825
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし

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満喫した小樽1泊2日の旅


寿司を食べ、居酒屋を巡り、雲丹もラーメンも食べ、最後には甘いものまで堪能。もう思い残すことはないと、お土産を見に駅前の「小樽三角市場」へ。

カニ、ウニ、ホタテといった新鮮な魚介類が集まるだけでなく、これらを使った丼や定食を味わえる食事処もあります。



いろいろ見てまわり、父と母に毛ガニを送ることにしました。


そして最後に、今回の旅の締めくくりとして以前訪れてすっかり気に入った「船見坂」へ立ち寄ることに。ここはその名の通り、小樽港に停泊する船を見ることができる坂。


というわけで急な坂を登って見下ろすと……あいにく船は分からなかったけど、先の方に真っ青な海が広がります。ああ、今回も楽しい旅だったなあ。

ふじりんで約束したとおり、次に小樽へ来るのは来年2月。冬の小樽は初めてなので今から楽しみ。この船見坂からの景色はどうなんだろう。冬もまたいいんだろうなあ。会いたい人もいっぱいいる。美味いもの、うまい酒を楽しむぞ。

小樽、やっぱり好きな街だ。そう思えた1泊2日の旅でした。


※記事内の情報は、取材時(2017年7月)時点のデータです。期間限定のものは販売終了している可能性がありますのであらかじめご了承ください。


書いた人:Taki (id:s06216to)

1987年、神奈川県横浜生まれ。ブログ「ウォーキングと美味しいもの」では日々見つけた美味しいものや歩いた街について書いてます。


※記事公開時、記事中に登場する食材名の記述に誤りがありました。読者様からのご指摘により、8月24日(木)14:20に修正いたしました。ご指摘ありがとうございました。
※記事中に登場するお店の方の名前に誤りがあったため、9月26日(火)14:55に修正いたしました。ご指摘ありがとうございました。

編集:はてな編集部