こんにちは! 北海道帯広市出身のライター、佐々木ののかです。
突然ですが、皆さんは「空美(そらみ)ちゃん」って知っていますか?
よく鉄道が大好きな人たちのことを「鉄男」とか「鉄子」と呼ぶかと思うのですが、空美ちゃんはその飛行機バージョン。
飛行機好きの女子のことなのです。
それを聞いて、性格の悪いわたしは考えました。
「飛行機好きな女の子って言ったって、飛行機の写真を撮ってInstagramにアップする程度でしょ?」
完全に侮りまくっているわたしに、AIRDOの担当者が空美ちゃんとの面会をセッティングしてくれることに。
しかも今回ご紹介してくれる空美ちゃんは現役女子大生とのこと。
空港や飛行機が好きとか言ったって、Instagramには空港のラウンジで食べたパンケーキの写真とかアップしてるんだろうな……(超偏見)。
そのときです!
空美ちゃん:こんにちは~!
<空美ちゃんプロフィール>
まーやさん(空美歴:3年)
旅行会社の父、音楽講師の母から生まれたサラブレッド。現在大学1年生。
空港に行く回数は年間20回以上。
Instagram:@mppwings
空美ちゃん:大丈夫です! 今日はののかさんにも飛行機にメロメロになってもらうので!
ののか:(な、なんだ……この自信は……)よろしくお願いします!
空美ちゃんが飛行機LOVEになった理由
ののか: 早速だけど、どうして飛行機が好きになったの?
空美ちゃん:父が旅行会社に勤めていて、昔から飛行機に乗る機会は多かったんです。でも、本格的に好きになり始めたのは、写真にハマり始めてからですね。
ののか:写真?
▲写真を撮るまーやさん
空美ちゃん:高校のときにカナダに2週間くらい留学したのですが、その機会にカメラを購入して。色々撮っていたのですが、展望デッキの非日常感がすごくいいなと思って1人で行ってみたら、もう…….。
ののか:ずっきゅん?
空美ちゃん:はい(笑)。ぼーっと外を眺めると日常の喧騒から離れることができて、素直になれるっていうか……。わたしに感化されたのか、父もハマりだして、今では母も交えて家族3人で空港に来ています。
ののか:家族巻き込んでるね(笑)。飛行機のどんなところが好きなの?
空美ちゃん:助走して離陸するときかな。すごくかっこいいんです! ちょっと恋にも似てるかも。
ののか:わぁ~、恋バナみたい(笑) 特に好きな飛行機ってある?
空美ちゃん: AIRDOさんの飛行機だと、737-700がとにかくかわいくて好きですね。
AIRDOさんの中で一番小さな飛行機なんですよ。横から見ると、鼻が少し尖って見えて、コックピットの窓は上に吊り上がっていて、イケイケなサングラスをしているように見えるところもチャーミングだなって!
ののか:な、何かすごいね……。好きな飛行機は一途に1つだけ?
空美ちゃん:う~ん……767もスタンダードな「The 飛行機」っていう形をしていて、すごく良いんですよね。大型機で約300人も乗せることができて、たくましくて。小さくてかわいい737-700よりも穏やかな顔をしていて、こちらも捨てがたいんです!
ののか:空美ちゃん、さては気が多いタイプだな?(笑)。リアルな男のコはサングラスをかけている人と穏やかな顔の人だったら、どっちがタイプなの?
空美ちゃん:あ、リアルは顔が濃いめなほうがタイプです。
ののか:やっぱり人間と飛行機は違うんだ(笑)。
難解すぎる飛行機の呼び方
ののか:そういえば、さっきの737とか767って何の番号なの?
空美ちゃん:飛行機の型式です。
ののか:へぇ~、そうなんだ! この3つの数字を覚えておけば大丈夫?
空美ちゃん:いえ、「737‐700」とか「767-300」まで言えないと、一人前とは言いがたいですね。
ののか:……え、その700とか300っていう数字は何なの?
空美ちゃん:簡単に言えば、「737ファミリーの-700型」「767ファミリーの-300型」です。
ののか:うんうん……。
空美ちゃん:この他に機材それぞれに機種コードが振ってあって、例えば737-700は時刻表では73Dというコードで表したりしていますよ。
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うわぁぁぁああああ、やめてぇぇええええええ!
空美ちゃん:ののかさん、落ち着いてください。
ののか:は、はい……。で、空美ちゃんはこの判別が付くの?
空美ちゃん:はい! 目当ての機材に乗りたくて、時間や日にちを調整することもありますよ。今年の7月もドイツに行く計画を立てていたんですけど、よく調べてみたらお目当ての飛行機じゃないことがわかって。
「あの機材に乗れないなら嫌だ」って思って、結局旅行の日程を2カ月ずらしました。
ののか:恐るべき執念すぎる……。もはやプロだ。
空美ちゃんのすごすぎる「飛行機愛」
ののか:正直もうお腹いっぱいなんだけど、空美ちゃんの飛行機愛エピソードを聞かせてもらってもいいかな、仕事なので。
空美ちゃん:はい! ずっと飛行機を見ていられたらいいなと思って、空港内でアルバイトを始めました!
ののか:へぇ~、どんなお仕事なの?
空美ちゃん:駐機場が目の前に見られるフードコートでスタッフをしています。手の空いたときは間近で飛び立つ飛行機を見ていられるので幸せで。交通費も出るし、お給料もらいながら飛行機の近くにいられるなんて最高だなって。
ののか:飛行機が本当に好きなんだね。
空美ちゃん:はい! 高校のときも定期試験後のご褒美として、整備場見学を予約してましたからね。もはや生きがいです!
ののか:普段の生活でも飛行機のことを考えることってある?
空美ちゃん:いつも考えてますよ。道を歩いていて飛行機を見かけると、型式を考えちゃいますし……。最近は飛行機の音を聞けば、型式がわかることもあって……。
ののか:飛行機の音聞いただけで型式がわかっちゃうの!?!?!?
空美ちゃん:最近はけっこうわかっちゃいます!
空美ちゃんに聞く「飛行機が楽しくなる方法」
ののか:まだ飛行機の良さはあんまりわからないけど、空美ちゃんのすごさは十分わかったよ……。飛行機の見分け方とかってどうやって覚えてるの?
空美ちゃん:わたしの場合はパーツごとに覚えています。だから、タイヤを覚える時期はタイヤばっかり見てますね。
あとはInstagramで飛行機の写真をアップしている人がいるので、その人のアカウントを見るようにしています。
ののか:勉強熱心! でもちょっとそこまでは頑張る自信ない……。飛行機の楽しみ方、他にないかな?
空美ちゃん:やっぱり「ログブック」ですかね。
ののか:ログブック?
空美ちゃん:客室乗務員にメッセージや駐機場の番号、機材番号なんかを書いてもらえるノートのことです。どんなノートでもいいんですけど、ネットで検索したらいろんなかわいい仕様のものが出てきますよ。
機材名とか使った駐機場の番号、イラストなんかも描いてもらえるのでオススメですね。
あ、あとこれは飛行機とは直接関係ないかもしれないんですが、AIRDOの場合にはイベントのときにマスコットキャラクターのベア・ドゥが登場することもあるんですよ。
ののか:ベア・ドゥ?
空美ちゃん:これです! 好きすぎて高校生のときにわざわざ会いに行ったんです。
ののか:わ、かわいい……。
翼にも、
紙コップにも、
(※デザインは随時変更になる場合があります。)
どっきゅん!
ののか:空美ちゃん、わたし飛行機好きになった。
空美ちゃん:よかった~! 飛行機信者が増えた~! 布教活動成功です~!!!
おわりに
かくして幕を下ろした空美ちゃん対談。空美ちゃんのすごさだけを思い知っただけでなく、まんまと飛行機好きになってしまいました。
空美ちゃん:ののかさん、今度は飛行機の疑問や空港内のオススメスポットなどを教えていくので、楽しみにしていてくださいね!
ののか:先生、よろしくお願いいたします!!!
空美ちゃんによる、愛の飛行機レッスンは続きます。
(To be continued……)
書いた人:佐々木ののか
1990年生まれ、北海道音更町出身。高校までを十勝で過ごし、大学進学を機に上京。1年間のフランス留学を経て、現在は東京を拠点にライターとして活動中。2カ月に1度は帰省するほどの地元好きで無類のお酒好き。帯広のソウルフード「インデアンカレー」はシーフード派。
Twitter:@sasakinonoka
ののか:こんにちは! 今日はよろしくお願いいたします! 空美ちゃんを名乗るからには「ファッション飛行機好き」レベルじゃ済まされないですからね!(何様)