北海道を訪れようと考えている、Yorimichi AIRDOをご覧のみなさんこんにちは。
わたくし、生まれも育ちも北海道はオホーツク。流氷の妖精ことモンゴルナイフと申します。普段は事務員をしながら、ライターをしています。
突然ですが、北海道名物といえば……そう、おいしい乳製品ですね。
海鮮でしょうが! という突っ込みが潮騒にさらわれたようですので、わたくし北海道名物を味わわせていただきます。
濃厚なソフトクリーム……
チーズトロ〜〜りのピザ……
コクのかたまりの牛乳……
おいしいがすぎています!
北海道の乳製品はやっぱり最高ですね。
しかし「こういう乳製品はどんなふうに消費者に届けられているのかな?」「どういう人が生産しているのだろう?」と気になりました。
なぜなら、私の実家はジャガイモや玉ねぎなどの野菜を作っている農家なのですが、農業というくくりでは同業であるはずの酪農家さんのことを全然知らないからです。
そこで酪農家さんがどんな仕事をしているのか知るために、酪農体験をしに行くことにしました!
東京ドーム43個分の土地に、牛が350頭!
おはようございます。爽やかな朝です。この広大な草原、気持ちがいいですね!
すいません、強がりました。現在の時刻は午前4時30分。夜更かしが遺伝子に刻み込まれてしまっている現代人なので、めちゃくちゃ眠たいです。
しかし、牛たちはもう起きていて私を呼ぶ鳴き声が聞こえるようなので、頑張ります!
★☆★
今回酪農体験に協力してくれたのは、ひがし北海道の大空町にある畠山牧場さん。
牛約350頭を飼育し、2日に1回、10tもの牛乳を大手食品メーカに出荷している大牧場です。
従業員さんは海外からの研修生を含め7人。山の上という自然環境が厳しい場所で、長年酪農を営んでいます。
こちらは代表取締役で、畠山牧場3代目の畠山俊弘さんです。現在は4代目の息子さんと一緒に、牧場を営んでいます。
- 初めまして、モンゴルナイフと申します! 今日はよろしくお願いいたします! ところで、広大すぎてここに来るまでに道に迷いました……。この近辺、全部畠山さんの土地なんですか?
- そうだよ! この辺りも昔は何軒か酪農やってたんだけど、もううちしか残ってなくて! さあさっそく始めましょうか。
搾乳機の先には、消費者がいる
畠山牧場の面積は、およそ200ha(ヘクタール)。ベタですが東京ドームで例えると約43個分! 敷地内には牛舎、搾乳室などさまざまな施設があります。それぞれの施設の役割はこちら。
- 【1】事務所兼搾乳室
- 【2】乳牛がいる牛舎
- 【3】生まれて間もない子牛から生後2カ月目の牛までを育てている牧場最古の牛舎
- 【4】妊娠中の牛がいる牛舎
- 【5】エサと重機の置き場
- 【6】(人間でいうと)中学生くらいの牛がいる牛舎
- 【7】(人間でいうと)高校生くらいのギャル牛がいる牛舎
そしてこちらが、畠山牧場の1日のスケジュールです。
今回私は、朝5時から9時までの搾乳とエサやりを体験しました。
搾乳は、目に見えない雑菌から牛乳を守りながら行わなければいけません。衛生的に搾乳をするために、しっかり手を洗いゴム手袋をはめます。
そしてこちらが、搾乳するための部屋です! 8台の搾乳機が左右に1列ずつ並んでおり、1列の搾乳が終わると8頭の牛が交代で部屋に入ってきて……を繰り返し、約3〜4時間かけて約190頭の牛の搾乳を行います。
- わあ! かっこいい!!
- こういうのをイメージしていましたが、かなりシステマティック! 搾乳する部屋もきれいですね。
- ははは! もうずいぶん昔から機械だね! たしかに衛生環境には気を遣ってるけど、うちはそんなに自慢できないかなあ~。もっと設備を整えて搾乳室や牛をキレイにしているところもあるよ!
- それは、環境設備にコストをかけられる収入があるということですか? 自分の牛をブランド化してるとか。
- それはないね。そこはもう完全に個人のこだわり。
- へええ!
- このミルカーという機械はバキューム圧を使って搾乳をしています。センサーがバキューム圧でお乳の状態を確認して、もうお乳が出ない!という場合は、自動的に搾乳を終了します。
- 機械が「もうこの牛は乳が出ない」と判断できるのすごい!
- そうだ。せっかくなので、バキューム圧を体験してみましょう。
- え!え!えええええ!!!!
だめえええええええええええええ
新感覚すぎて、七福神の一味みたいな表情になりました。
- ああすごかった。ぎゅ~~~~と吸い込まれる感じですね。
- 一定のリズムで、子牛がミルクを吸うくらいの力で吸ってるんですよ。
- やっぱりこんな頭のいい機械ってお高いんですよねえ……?
- ミルカー8台×2列の16台で、1,000万円くらいですね。
- 1,000万!? 高い~~~~~……んですよね?
- いやあ、平均的な値段ですよ
- ちょっと安月給の自分からはかけ離れた額の話なのでピンとこないですが、OLが通勤定期を買うくらい必要な経費なんですねえ。
- む! この青いテープはなんですか?
- それは乳房炎のしるしですね。治療中の牛です。
乳房炎とは、牛の乳房が炎症を起こしてしまう病気。
この病気にかかってしまった牛たちは、お乳が出づらくなり、牛乳の品質も悪くなってしまうので、出荷はできません。しかし、お乳は溜まってしまうので、別のミルカーで搾乳自体は行います。
乳房炎に一度かかると、治ってもまたぶり返すことも。牛の命を左右することもある病気なので毎日しっかりチェックするそうです。
乳房炎の可能性がある場合はすぐに検査して、その牛に合った適切な治療をします。
- 玄人は、搾乳の前絞りの段階で乳房炎かどうか気付きます。触っただけでなんとなく分かりますよ!
- すごい! プロフェッショナルの流儀ですね。
と、このとき突然、1頭の牛がフンをしてしまいました。
- フンが!!!! どうして!?
- 知らない人がいることが原因かもしれません。
- 私が来たせいですね!? すみません……。
- 牛にも個々に性格があるので、中には神経質な牛もいて、いつもの場所に知らない人がいてストレスを感じるのは、普通のことなんですよね。
- 十牛十色ですね。
牛がフンをしたらすぐさま、従業員さんが流水で掃除し始めました。
- 牛が搾乳中にフンをしたら、ひたすら機材の洗浄をします。出荷する牛乳に混入させるわけにはいかないから。目には見えないけど搾乳機の先には消費者がいると思っています。
- 胸に響く言葉ですね……!
- それにしても牛のフンは柔らかいですね。
- 牛は一回に15リットルのお乳を出しているからね。それだけのエサを食べたり水分を取るので、必然的にフンは柔らかくなります。
- 私1日500mlの水も飲めない……。モデルより水を取る哺乳類がいるなんて。牛ってすごいなあ。
- 搾乳した牛乳はこの後、工場へ出荷されるんですねえ。そのまま「飲む」牛乳として食卓に届くんですか?
- うちの牛乳は、バターとか生クリームとか脱脂粉乳を作る工場に運ばれます。
- やはり飲料として出荷されるものは、選ばれし牛乳なんですか?
- 工場によって飲料として出荷されたり、乳製品として加工されたりするだけで、出荷時の品質に違いはないよ!
- そうなんですか!
- おわ! 搾乳機をつけていないのにじゃんじゃんお乳が出ている牛がいます! これも病気なんですか?
- これは正常な反応ですね。乳房を触られると、脳からオキシトシンというホルモンが出て「搾乳されるぞ~~」とお乳が出てくるんです。
- 梅干しを見るとよだれが出るアレですね!
- う~ん、ちょっと違うかな!
いよいよ搾乳を体験!
- それじゃあ搾乳してみましょうか!
- はい……!
搾乳前は、ヨウ素液などを使って乳房をしっかりキレイにします。
- 乳頭を拭くのが難しい! 何回も拭きすぎて牛への申し訳なさが募ります。
- ン”モ~~~
- 畠山さんどうでしょう!?
- お!いいんでないかい? 初めてでこれなら上手だよ。東京で仕事がなくなったら、うちに就職しなよ。
- やったぁ! 将来の希望が持てました。
- ミルカーを装着して……っと。
- ミルカーがなかなか重くて苦戦しましたが、無事付けられました。ホッ。
そんな余裕のコメントをしてはいたものの、頭の中では、頭の上からフンが降り注いだらどうしようという一抹の不安がよぎっていました。
- どんどん搾乳されていく! 無事に搾乳できてよかった……!
- ははは! お疲れ様です。
搾乳した牛乳はこのタンクに溜めて、2日に一度、工場のトラックが回収に来ます。
- ところで、牛の赤ちゃんもこの牛乳を直接飲むんですか?
- お産直後は、母牛の母乳を飲ませます。お産の後に出る牛乳のことを「初乳」というんですが、子牛の生育に関わる免疫物質がたくさん含まれているからたくさん飲ませます。
- でも母牛の初乳の出が悪かったり、乳房炎になっていたりすることもあるのでたくさん冷凍保存してあります。ほら。
- ええ~~~~~~~普通の牛乳の色と全然違う! パインジュースに見えます。おいしそう……。
- 大きくなってくると、粉ミルクのような代用乳を飲ませます。出荷用の牛乳を飲むことはないかな。
- ところで畠山さんは取れたての牛乳をいつも飲んでいるんですか?
- 飲まないね~。
- それはやはり1滴でも多く消費者に届けたいという思いからですか!?
- 違う違う! ビールの方がおいしいじゃん。
- あははは! 私の両親も野菜全然食べないです。
- ははは!
かわいい子牛にエサやり。そしてドナドナ……
そろそろ子牛のエサやりの時間ということで、子牛だけが飼育されている牛舎に移動して、ミルクをあげることに。
子牛には、専用の哺乳瓶に粉末のミルクを溶かして飲ませます。哺乳瓶の先(乳首部分)は、先ほど搾乳した牛の乳頭の触り心地とほぼ一緒でした。人間の哺乳瓶の口もそうやって作ってあるのかな。
子牛用のミルクは、優しい気持ちになれる甘い匂いがして、ずっとずっと嗅いでいられましたが、この数秒後鼻から吸ってしまい苦しい思いをすることになる。
子牛へ哺乳瓶を向けると、ぐんぐんミルクを吸ってくれます。これがミルカーと同じ力……。
それにしても子牛のかわいさがすぎます。
しかし、推しの子牛ばかりにミルクをあげていると、近隣の子牛からもエサをせがまれ、あまりのかわいさにもだえ苦しむことになるので、注意が必要です。
- 誰かに必要とされている感じがする。こんなのは生まれて初めてだ……!
と、子牛の牛舎の前に、1台のトラックがやってきました。
この日はちょうどオス牛の出荷日。そう、お乳を搾れないオス牛は、リアルドナドナされるのです。彼はこの後、食用のお肉になります。ちなみに、ホルスタインは市場価格が安いですが、黒毛だと高額で売れるそう。
- さようなら……!
ちょっと切ない空気になってしまったので、猫の画像で休憩。牧場にはちらほら猫がいました。牛舎に野生の猫が何匹か住み着いていて、子牛用のミルクをねだりに来ることもあるそうです。
ところで、牛は何を食べている?
搾乳する牛たちが生活している牛舎にやってきました。モグモグとエサを食べています。これ、何を食べてるんでしょうか。
- ぷはあ~。エサが見た目に反して、とてもおいしそうな香りがしますね。ちょっと酸っぱいにおいが……柿の葉寿司のような……。
- 牛のエサは最終的に人の口に入るものだから、添加物は入れないようにトウモロコシやふすま、小麦などに発酵させた牧草をブレンドしたものを食べさせています。
- 毎日コンビニご飯な私よりいいものを食べていらっしゃる。
- ここで刈った牧草を乳酸発酵させています。
- 乳酸発酵させてるから酸っぱい香りがしたんですね。それにしても写真だと伝わらなさそうですが、すごい量ですね。今時期は作業しやすそうですが、冬のことを考えると恐ろしい。
- そうなんだよ! うちは山の上にあるから冬は大雪が降るし、エサやりも一苦労だよ!
- モグモグモグモグモグモグモグモグ
- モグモグモグモグモグモグモグモグ
- モグモグモグモグモグモグモグモグ
- モグモグモグモグモグモグモグモグ
- うわあああああああああああリアル反芻だあああああああああああ!
どうして家業を継いだの? 息子さんに聞いてみた
- ところで、エサやりのトラックを運転している従業員さん、ハンサムですねえ~。
- ああ~うちの専務! 息子だよ!
- え♡ そうなんですか♡ 突然ですが、私畠山さんの娘になるかもしれません。
- 遅かったねえ……もう息子には家族があるのよ。
- くぅ……失恋は何度してもつらいねえ。
畠山さんに懇願したところ、息子さんからもお話を聞くことができました。
- お忙しいところすみません! さっそくですが、なぜ家業である酪農を継ごうと思ったんですか?
- それ、絶対聞かれると思ってました(笑)どうしてもなにも、小さい頃から継ぐものだと思ってたかな。長男だし。でも、親から「継げ」と強制されたことはないですね。
- うちは実家が農家だからなんとなく農業のハードさは知っているんですが、酪農も結構な肉体労働ですよね。やりたくないよ~と思ったことはないですか?
- 朝が早いから、二日酔いの日は「今日は仕事したくないな~」って思うけど、酪農がつらいとか嫌だと思ったことはないよ!
- フンが降って来ても……?
- 牛のフンより娘のうんちの方が臭いよ。
- わははは!
- 牛のお世話があるから家族で旅行とかに行けないイメージがあるんですけど、新婚旅行は行けました?
- 僕は行けましたよ! 子どもの頃は、農作業ヘルパーさんにお願いして、夏に家族でキャンプへ行ったりしてました。
- えええそうなんですか! 酪農家のイメージが覆りました!
- うちが特殊なのかもしれませんが、家族だけでなくきちんと従業員がいるので、シフトで休みを取ってますよ。従業員さんもしっかり休んでもらっています! じゃないと人が集まらないからね。
- 労務管理がちゃんとしていますね。私が想像していた酪農は前時代的すぎました。
- ところで同世代で酪農を継いでる人はいますか?
- 僕は酪農系の大学に行ってたのもあって、同級生は結構みんな継いでますよ。
- そうなんですか! この地域でも、若い酪農家はいますか?
- いますね。酪農の青年会みたいな集まりがあって、勉強会をしたり、視察に行ったり、小学校に食育の講義をしに行ったりしています。スポーツ交流会もしますよ(笑)
- うちの村の体育館でも、大人たちがドッジボールで交流しています。
- 酪農家で良かったことってありますか?
- やればやっただけ儲かることかな(笑)
- 言い換えます。努力が結果に直結するということですね!
- 畠山牧場の将来のビジョンってありますか?
- 地域全体で酪農家が減っているから「余った牧草地を買い取って、うちの規模を広げていかないと」と思っています。そうしないと衰退していくばかりだよね。残っている誰かがやらなければいけないことかなって。
- 牧場の利益よりも、地域全体の酪農がなくならないようにということですね。
- 誰も買い取らなかった土地はまた森になってしまうから、先人たちが開拓してくれた土地を守っていきたいなって思っています。
- 農業の暗いニュースばかり聞いていたけど、ひがし北海道の酪農は守られた……!と感じました! お忙しい中ありがとうございました!
牛は人間より「分かりやすい」
- いやあ~息子さんから胸が熱くなるお話を聞けました。息子さんにも聞いたんですけど、畠山さんは酪農家で良かったことありますか?
- そうだねえ、今日仕事をしたら遅くても次の日には結果が分かってすぐ喜べるし、良くないことがあってもすぐ原因が分かって改善できることかな。
- たしかに……。農家だと春にした仕事の結果が秋にならないと分からないです。
- あとは、牛はストレスがたまると牛乳が減るので、ストレスサインが見つけやすいんですよ。言葉が通じない動物相手だから難しいこともあるけど、人間より分かりやすいよ。
- 人間関係が仕事の悩みなので、ちょっとうらやましいです……。
- 畠山さんは子供の頃から「酪農継ぐぞ!」って思ってました?
- どうだろうな~。きっかけはありましたね。
- きっかけ?
- 小さい頃から牛の世話を手伝ってたけど、小学5年生くらいのときに父親が、子牛2頭の世話を「やってみろ」って任せてくれたんですね。
- アサガオみたいなノリで牛を任されたんですね。
- 朝早く起きなくちゃいけないし、エサもしっかりやらないといけないから大変だったけど、自分が世話をすることで日々大きくなっていく2頭の牛を見ているのが面白いな!と思ったのがきっかけですね。
- 責任を持って動物を育てる楽しさを、小学生にして知ったんですね。
- まんまと親父の策にハマっただけかもしれないけどね(笑)
「牛の能力を100%引き出すのが自分の使命」
- なぜ、酪農を続けることができたんですか?
- う~ん……。酪農に限らず、どんな産業でも辛抱強く自分の仕事に向き合うしかないと思うんだよね。僕は酪農家だから牛と一緒に仕事をしていくしかなかったんですよ。
- 牛も畠山牧場の社員なんですね。
- 言葉は通じないけど、僕に文句言っている子もいるのかも。
- ン”モ~~~
- 僕は、牛の能力を100%引き出すことが自分の使命だと思っています。牛が食べたいおいしいエサを与える、病気にならないように気を配って、生産された牛乳を全部出荷できるようにする。
- そうやって、畠山さんの時代まで続けてこれて、次は息子さんの世代までつなげられるのはすごいですね……!
- 僕みたいに3代目にもなってくると、今までの経験があるから予測、準備ができるようになってきたね。
- 継続が力になっているんですね。
- 今だから言えるけど、自分の親や祖父の代は酪農家として未熟だったかなと思うね。うちはもともと農家をやっていたんだけど、酪農家に転向した当時は、ただエサを食べさせて牛乳を搾ればいいというふうに手さぐりだったからね。
- 草の収穫ひとつを取っても、機械も技術もなかったし天気予報も全然当たらなかったから、雨で濡れて劣化した牧草を牛に与えて、結果的に牛が栄養を十分に摂取できず、牛乳が取れなかったり。
- データも経験もなくて苦労した末、廃業に追い込まれた酪農家もいたんでしょうね……。
- 今は栄養士さんの指導に基づいてエサの栄養設計ができるようになった。今までカンでやっていたことが、数値化されるようになって原因がつかみやすくなりましたね。
- 牛にも栄養士さんがいるんですね……!
- 僕らは酪農しかできない地域で、生業として日々酪農をやっている。さっきも言いましたが、目には見えないけど、自分の仕事の先には消費者がいると思っています。だから自信を持って安心安全なものを届けて「やっぱり北海道産の乳製品はいいね」と選んでもらえるようにこれからもやっていきたいね。
- 食事をするときに、生産者のことを思い浮かべることって全然なかったです。これから、この食品の向こうには、作ってくれた人がいることを思い浮かべていきたいです。
- 少しでもそう意識してもらえるだけで、生産者と消費者が近付いてうれしいよ!
酪農体験をしてみて、キツそうな職業だと思っていた酪農は、人手の減少とともに技術も進化していると知りました。
自分の仕事とじっくり向き合って極めていくことは、酪農に関わらずどんな仕事にも通じるものと感じ、私も事務スキルのエクセル入力や給与計算にプライドを持ってとことん極めていこうと決意を固めました。
あと、牛は人懐っこくて温厚でかわいい。
- ン”モ~~~
★☆★
- 北海道の酪農はまだまだ続く! そして私の婚活もまだまだ続く!
- そういえば、獣医をしている次男が未婚ですよ。
- 何卒よろしくお願いいたします、お義父さん!
書いた人:モンゴルナイフ
ひがし北海道出身で東京在住の兼業ライター。
北海道をこよなく愛し、いつの日かどさんこワイドの『奥さんお絵かきですよ!』というコーナーに出演することを夢見て婚活中。好きな食べ物はカレー。
編集:はてな編集部