みなさん、こんにちは。
イラストレーターの五島夕夏(@goto_yuuka)です!
いまわたしは、とて〜も寒い場所へ来ております!
どこかと言うと……
じゃん!
こちら、北海道にある美幌峠というところ。
実は今回、AIRDOの企画で、北見という街へ行くことに。
なんでも北見のみなさんは、焼肉をこよなく愛しているそうで。さらに玉ねぎも有名で、玉ねぎ料理もたくさんあるらしいです。そこで北見のグルメを探求すべく、やってまいりました!
それにしても北海道ってやっぱり寒いんですね。
寒いけど、空気が綺麗……。
それでは、いざ北見のグルメを探求しにいきましょう!
一軒目:見た目のインパクトがスゴイ「玉ねぎサラダ」を実食!
まずやってきたのは、『ほたる家』さんというお店。
なんでも、インパクトある玉ねぎ料理があるということで入ってみると……
店内がどこかノスタルジックな雰囲気! 「キャバレー オニオン」……!
テーブルにすでにいらっしゃったのは、北見市観光振興課の吉田さん。北見グルメについて解説してもらうべく、取材に参加してくださいました。
吉田さん:まずはね、こちらを召し上がってみて!
五島夕夏:すごい、玉ねぎが盛り盛り!
いただきます!
わっ、シャキシャキで美味しい! しかも、ぜんぜん辛くないし、なんなら甘さが!
ちなみに上に乗っているのは、鰹節ではなく鮭節! これは病みつきになりそう。箸が止まらなくなるサラダです。
続いては、北見玉ねぎキムチ。
いただきます!
くぅ〜〜〜、キムチ!!!
しかも、シャキシャキ感は残っていてビックリ。
それにしても、「キャバレー オニオン」とか玉ねぎサラダとか玉ねぎキムチとか、玉ねぎ推しすぎではありませんか?
五島夕夏:なんで、こんなに玉ねぎ料理があるんですか?
吉田さん:実は北見では1970年代から本格的に玉ねぎの栽培が始まり、農業者数はもちろん、品質・栽培技術の開発の努力が実り、今では玉ねぎの作付面積も生産量も「日本一」の地域なんですよ。AIRDOさんの機内で提供しているオニオンスープも、実は北見の玉ねぎを使用してるんですよね。
五島夕夏:えっ、行きの飛行機で飲みました! あれは北見の玉ねぎだったんですね。
吉田さん:ちなみに具材の70%が玉ねぎのコロッケ、「たまコロ」という商品があるんですが、食べに行きます?
五島夕夏:はい! 食べたいです!
二軒目:日本初の地ビールと、北見のソウルフード「たまコロ」を実食!
ということで、続いてやってきたのは『オホーツクビアファクトリー』さん。
なんでもこちらで「たまコロ」が食べられるそうなんですが、実は地ビール「オホーツクビール」も堪能できます。しかも、「オホーツクビール」は “日本初” の地ビールとのこと。すごい。
わたしはフルーティーな風味の「オホーツクヴァイツェン」、吉田さんは苦味のある大人のビール「オホーツクエール」で乾杯!
ふぁああ〜〜〜、飲みやすい!!!
実はビールがあまり得意ではないわたしでも、これはどんどん飲んでしまう……。アルコール度数は約5%、これは酔ってしまうパターン。
そうこうしているうちに、たまコロがやってきました!
小さいサイズと、大きいサイズ。
お味はいかがでしょう、いざ実食!
いただきまーす!
おっ!
美味しい〜〜〜〜〜〜!!!
玉ねぎの甘みがギュゥ〜っと詰まってる!
吉田さんいわく、たまコロは北見の給食にも使われていたり、みなさんお弁当に詰めたりと、北見市民のソウルフードの1つとのこと。しかも2016年の「全国コロッケフェスティバル」では「たまコロ」が優勝したらしく、もう日本一のコロッケですよ!
玉ねぎが主役のコロッケなんて人生初の経験。こんなに美味しいコロッケと出会えるなんて……幸せだぁ。しかも、ビールとよく合いますね!
ちなみに北見では、塩やきそばも人気メニュー。ホタテの身とオニオンリングが乗っかり、最後はお客様の前で「魔法の水」をかけるのですが、こちらなんとホタテのスープ! 贅沢極まりない一品です。
北見、美味しいものありすぎ。ナメてました。
三軒目:人生で一番美味しいホルモンに出会った!
はい! 北見グルメ取材、続いては『焼肉道食』さんへやってきました! わずか数時間の間に三軒目、どんだけ食べるんだ……わたし。
中では、焼肉アンバサダーを務める佐久間茜華ちゃん(@senka_kitami)が待っててくださいました! 「えっ、焼肉ってただ焼くだけじゃん!」と思っていた五島ですが、どうやらいろいろ北見の焼肉は奥が深いようで、ここは焼肉アンバサダーにいろいろお任せしようと思います。
五島夕夏:焼肉食べるのに、そんな白い服を着て大丈夫ですか?!
茜華ちゃん:プロなので、大丈夫です!
頼もしい……!
北見の焼肉と言えば、サガリとホルモンとのこと。
まずは、こちらの牛サガリからいきます。
茜華ちゃん:サガリは横隔膜のお肉です。東京とかだと、 “ハラミ” と呼ばれるお肉ですね!
焼肉ガイドをしながら焼き始める茜華ちゃん。トングを持つ手が、まるでプロ棋士のような手つき……!
茜華ちゃん:サガリを焼くときの1つめのポイントは、7:3の割合で焼くこと。まずはじっくり片面を焼いていきます。
茜華ちゃん:そしてサガリを焼くときの2つめのポイントは、三度返しをしない!ということです。ついついもう少し焼こうかなってまたひっくり返しちゃったりしますけど、そうするとお肉の旨味が垂れ落ちてしまうので、三度返しは禁止です。
五島夕夏:厳しい……!
茜華ちゃん:うん、そろそろ良さそう! 五島さん、どうぞ召し上がってください!
わ〜〜〜い! いただきます!
・
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美味しい〜〜〜〜〜〜!!!!
なんじゃこりゃ、最高に美味しい。ただただ美味しい。美味しい オブ 美味しいぞ!
吉田さん:でしょ? 北見のお肉は鮮度もいいし、またこの生ダレもお店によって違うくらいこだわっていて、焼肉が本当に美味しいんですよ。
たしかにタレがただの焼肉のタレではない! お店特製の生ダレがまた焼肉の美味しさを惹き立てます。
茜華ちゃん:続いては、ホルモンいきましょうか!
五島夕夏:えっ、これホルモン!? すっごい真っ白!
茜華ちゃん:ホルモンって、鮮度、お肉の洗い方、そしてお肉の切り方でぜんぜん味が変わってくるんです。北見の精肉店はこだわってますから、ホルモンも焼肉として食べるのに最高に美味しい状態で卸してるんですよね。
五島夕夏:洗い方とか切り方で味が変わるなんて……! 知らなかった……。
はたまた焼肉ガイドをしながら、ホルモンを七輪の上に乗せる茜華ちゃん。
塩こしょうさばきもお手の物。
茜華ちゃん:さっ、ホルモンもどうぞ!
五島夕夏:あっ、はい! いただきます!
わっ!! なにこの、ホルモン!!!
ホルモンって、実はいままで「ゴムっぽいなぁ〜」って思ってたんです。噛んでも噛んでも噛み切れないし。
だけど、このホルモンはめちゃくちゃ美味しい。
外はカリッ、噛めばジューシーな旨さが滲み出る、滲み出る……! しかも脂っこくないから、ずっと食べ続けられる……!
茜華ちゃん:喜んでもらえてよかったです! 実はこういった内臓肉って、昔の日本人は一般的に食べなかった部位なんですよね。それが戦後から食べるようになったのですが、北見には畜場があったため新鮮なお肉が手に入りやすいんです。そういうこともあって、北見は焼肉屋が多い街になったんですよ。
五島夕夏:焼肉ってお祝い事のときに食べる、ちょっと贅沢な食事だと思ってたんですけど……!
茜華ちゃん:週1はマストですよ! むしろ焼き鳥屋感覚で、「飲みに行こっか!」ってなったら焼肉屋に行きますから。
吉田さん:なんなら、焼肉食べて次にバーへ行って、〆にまた焼肉行きますからね。
〆に焼肉……! なんだ、この北見の焼肉文化は……。すごい。
メニューを見ると、東京より安い……! これはたしかに週1通ってもお財布に優しい……!
なんならビールを頼むと、2リットルで出てきたぞ。
お店の方に聞くと、北見周辺だけでなく北海道全域から来店される方もいるとのこと。
むしろ、東京からもこのサガリとホルモンを食べるためだけに来たいレベル。記事だからとかではなく、本当に本当に美味しかった……。
こうして、わたしの北見グルメの旅は終了〜〜。
吉田さん、茜華ちゃんともお別れです。
外の気温はなんとマイナス11.9度!
ホテルの暖かいベッドでぐっすり寝ます。いい夢が見れそうだ〜〜〜。
六軒目:編集部が〆の焼肉に連れ回された話【番外編】
突然失礼します、今回の企画の編集を担当していますナッツ(@nuts612)です。
ただいまの時刻、午前2時半。なぜか焼肉屋『板門店』へ来ております。
実は今回、五島夕夏さんのグルメ旅を裏側でアシスタントさせていただいておりましたが、なぜか吉田さんと茜華さんに連れ回され、焼肉の道食の後にバーを二軒はしごしてきました。
そして「北見市民の常識」と吉田さんが豪語する〆焼肉に参加することに。
てか、2時半でもやってる焼肉屋があるというのがスゴイ。
しかも店内を満たす白煙……! ディープな焼肉屋に連れてこられたようです。
にしても、この時間でもたくさんのお客さん。本当に〆焼肉という文化がある様子。
さらに “ヤキニキスト” を名乗る西野寛明さんも参戦。
焼肉アンバサダーにヤキニキスト……完全に焼肉なやつらに包囲されました。
ホルモン投入。
本当にこの時間から焼肉食べるんだ……。
そしてビールが入り……
楽しい宴に。
〆ってもっと、静かに汁物を食らう感じじゃなかったでしたっけ? これただの宴会じゃねぇか!!!
ヤキニキストいわく、この『板門店』では「目丼」と「辛スープ」を食べるのが、〆焼肉のお作法とのこと。ローカルルールには逆らえません。お腹がいっぱいとか死んでも口に出せない雰囲気なので、おとなしくいただきます。
お腹がいっぱい……だったけど、
めっちゃウマそう……!!!
こちらが、目丼。
どうやってこの玉子つくるの!?
トッロトロッ……!!
パクッ……。
おおおおおおおおお!!!
これ、〆に最高……。うますぎ。
目丼が、どんどん満腹の胃袋の中に入っていきます。
終いには、サガリ乗せ。
ヤキニキスト西野さん:はっはっ! うまいっすよね、目丼! 飲んだらやっぱり〆はここで焼肉と目丼、辛スープなんすよ!
たしかに他のテーブルの方々も、みんな焼肉、目丼、辛スープを食べて帰ってる。
北見のグルメカルチャーにどっぷり浸かるなら、ぜひ焼肉で〆てみてください。
突然失礼しました、ナッツでした。
おわりに:2月3日は節分ではなく「極寒焼肉」をやる北見の人たち!
というわけで、北見グルメを満喫してきました!
北見市内を歩いていると、茜華ちゃんのポスターを発見!
焼肉美味しかったなぁ〜〜〜〜。
北海道旅行って札幌とか函館とかについつい行ってしまうけど、北見も素敵なスポット。AIRDOの『冬のひがし北海道で、人生に1度はやってみたい30のこと』を参考に、ぜひ北見周辺も開拓してみてくださいね!
ちなみに2月3日は、氷点下の星空の下で焼肉をただただ食べる『北見厳寒の焼き肉まつり』というのが開催されるそう。さすが、北見……!
以上、五島夕夏がお届けしました。
ありがとうございました〜〜!
(おしまい)
掲載店舗情報
ほたる家
- 住所:北海道北見市北五条西4-11 ソシアルプラザビル 1F
- TEL:0157-31-7000
- 営業時間:【平日】17:00~23:30(L.O23:00)/【金・土・祝前日】17:00~24:00(L.O23:30)/【日・祝】17:00~22:30(L.O22:00)
- 定休日:年末年始
- 公式HP:http://www.life-v.co.jp/HO_Concept.html
オホーツクビアファクトリー
- 住所:北海道北見市山下町2丁目2-2
- TEL:0157-23-6300
- 営業時間:11:30~22:00(L.O21:40)
- 定休日:年末及び元旦
- 公式HP:http://www.beers.co.jp/_info/index.htm
焼肉道食
- 住所:北海道北見市北6条西3-11
- TEL:0157-61-2025
- 営業時間:18:00~22:00
- 定休日:不定
板門店
- 住所:北海道北見市北七条西4
- TEL:0157-24-2626
- 営業時間:20:00〜
- 定休日:不定
企画・編集:永田優介(ナッツ)
1987年生まれ。北海道出身・東京在住。ライター・フォトグラファーを名乗る無職。趣味は映画館巡り。毎日精一杯生きていこうと思います。頑張ります。
Twitter:@nuts612