Yorimichi AIRDOをご覧のみなさん、こんにちは! 中村朝紗子(@nakamuraasako)です。
北海道の“絵になる”を集める #フォトジェニックハント の旅。第7弾の舞台に選んだのは、帯広!!
帯広・十勝といえば農業のイメージが強いかも。でも実は、日高山脈を見晴らす絶景にミシュラングルメほか、絵になるシーンもたくさんあるんです!
シャッターチャンスを求め、いざ出発〜〜!!
それゆけ!人生最冷の旅!
羽田から帯広空港へは、約1時間45分。翼に描かれたベア・ドゥを横目に、あっという間に到着です!
昼過ぎにもかかわらず、現地は1度。さ、寒い…!
凍える私に、アテンドしてくれたAIRDOの山田さんは言いました「今日は暖かくてよかったですね〜」(!?)
現地の方の感覚に怯えつつ、旅がスタート! このあと、人生史上最冷体験が待ち構えていたとはつゆ知らず…。
森と山脈に抱かれる寛ぎのホテル
まず向かったのは「北海道ホテル」。ぬくもりを感じるオレンジレンガの壁が、雪景色の中によく映えます。
エントランスを入ると、明るいロビーラウンジが広がっていました。大きな窓から、陽の光がたっぷり降り注ぐので、中にいるとあったかい。
チェックインカウンター前の暖炉で暖をとります。静かすぎて、なんだかここが市街地の中心であることを忘れちゃいそう。
2015年にリニューアルされた新しい客室「フォレストスパツイン」では、道産のミズナラの木を使った家具たちに囲まれて、ほくほくの暖炉を独り占めできちゃいます。
洗面所にはサプライズが。「え、もしかして…!」
「奥にプライベートの露天風呂あるやん〜!!」
雪景色をながめながらの露天風呂とは、なんて贅沢なんでしょう。
しかもこの温泉、“モールの湯”と呼ばれる美肌の湯で、北海道遺産にも登録されているのだとか。保湿効果の高い植物性有機物を含んでいるから、お肌をツルツルにしてくれます♡
ホテル内には「森の教会」もあり、ウエディング会場としても人気だそうですよ…! す・て・き♡
森のスパリゾート 北海道ホテル●帯広市西7条南19丁目1●0155-21-0001(受付時間9:00〜21:00)●http://www.hokkaidohotel.co.jp
街に愛されるチーズケーキ屋さん
「おやつの時間だ〜!」と思ったのもつかの間、あたりはたちまち真っ暗に。私が訪れた12月、十勝の日没時間は16時(早っ!)。
1日のリズムの違いに気づくのも、旅の醍醐味!
そんな中やってきたのは、チーズケーキを中心に、十勝の恵みを生かしたおいしいスイーツを届ける「十勝トテッポ工房」です。
工房には、カフェが併設。できたてのスイーツをいただけるほか、十勝にある 9つの工房からはナチュラルチーズが毎日届きます。
こちらが大人気の「ナチュラルチーズケーキ」。サクサクのパイ生地の上に、道産のナチュラルチーズで作られたチーズケーキを乗せて。一口サイズも嬉しいポイント!
(左から3種のフロマージュ138円、ティラミスフロマージュ(※季節限定)161円、カマンベールのフロマージュ164円)
お腹が空いていたので、店員さんのおすすめ「十勝酒種ロール」(税込287円)もオーダー。生地にブレンドされた日本酒「十勝晴れ」の大人の香りと、芳醇な大納言のハーモニーは絶品!
手前の観葉植物をあえて上からのぞかせることで、色のアクセントがつけながら、奥行きとリラックス感のある1枚に。
ちょっとしたティータイムはもちろん、お土産を探すのにもぴったりですよ!
トテッポ工房●帯広市西6条南17丁目3-1●10:00〜18:00、不定休●0155-21-0101●駐車場18台完備●http://www.toteppo-factory.com/
赤提灯の中にミシュラン店!?
「冷えた体はアルコールで温めねば!」と強引な言い訳をひっさげ、いきぬき通り「北の屋台」へ。
通りには20件もの屋台がひしめき合っています。この提灯、たまらん…♡
お邪魔したのはフランス料理「マリヨンヌ」。屋台でフレンチって、なかなか珍しいぞ。気さくなお姉さんが、笑顔でお迎えしてくれました!
店内は、コの字型のテーブルを7〜8人で囲むコンパクトなつくり。でも、侮るなかれ!
お料理は「ミシュランガイド北海道2017特別版」に掲載されるほどの本格派!
(ちなみに北の屋台からは「プチ・プレジール」も掲載されているそう!)
どのお料理も、ジェニック度はもちろん味も最高!
お皿が見切れるほど料理に寄って。照明と反対側からカメラを構えると、お料理にテリ感が出て美しく撮れます。
(左上・にんにくたっぷりのアヒージョ 十勝マッシュとえび900円、右上・牛ヒレとフォアグラのロッシーニ風 1300円、左下・広尾さんマツカワのマリネ サラダ仕立て1000円、右下・音更産鶏モモのブルーチーズソース ショートパスタ 1400円)
おいしい。いや、これ美味しすぎる。これが屋台で食べられて、このお値段っておトクすぎる!!(東京西麻布にあれば、3倍の値段するのでは!?)幸せな宴となりました。
ところで店長さん! 「マリヨンヌ」にはどういう意味が?
「フランス語で結婚しようという意味があります。実はこのお店の開業時、妻にまだきちんとプロポーズができておらず、こっそりお店の名前に。妻にはまだ、言ってないんですけどね」(店主・小久保康生さん)
ズキュン!!!!!!(店内全員のハートが撃ち抜かれる音)
マリヨンヌ(いきぬき通り 北の屋台内)●北海道帯広市西1条南10丁目7●17:00〜24:00●火曜休●090-6695-7276
※メニューは季節や仕入れ状況によって変更可能性があります。
早朝しか見られない奇跡の絶景
次の朝、4:30にホテルを出発。やってきたのはこちら…って暗くてわからん!! 寒すぎて、もはや笑顔も作れません(鼻水が出る)。
それもそのはず、この時外は-15度! 人生で1番寒い朝でした。
だんだんと日が昇ってくると、浮かび上がってきたのは馬のシルエット。ここばんえい競馬場では、馬体や鼻から湯気をあげながら頑張る、馬たちの早朝調教を見ることができるんです。
引いているソリの重さは、荷物を合わせると1tになることも! そりを引くズリズリと言う音に、力強さを感じます。
日が上がってくると、フンと吐く鼻息が朝日に照らされ、まるでダイヤモンドダストのようにキラキラ輝きます。これは早起きをした人にしか見られない絶景。なんて幻想的なんでしょう!!!
鼻息の湯気が光るよう、逆光で撮影。馬の雄大さが際立つように、ローアングルでカメラを構えて。スマホで彩度をあげる
日が昇ってきたら、ばん馬たちの姿がしっかり見えるように。競馬場で見かけるサラブレッドよりも、一回り大きいですね。
たくましいのにやさしい目をしてる。馬好きの自分にはたまりません! ホレボレします。
調教場のそばにはパドックが。鉄のソリを引いて、坂のある200mのコースを競うばんえい競馬では、スピードだけでなくパワーやスタミナも試されます。
ふれあい広場では、馬たちの大きさをさらに体感できるコーナーも。ってミルキーさん、白目剥いちゃってる。。
ファミリーで訪れても、楽しい思い出ができますよ!
ばんえい十勝●北海道帯広市西13条南9丁目 帯広競馬場●0155-34-0825 ●朝調教ツアー6:30〜(12/24〜1/28)、6:00〜(2/4〜3/25)、所要時間約1時間(※冬季は毎週日曜日実施、日程および時間は要問合せ、悪天候の場合は中止)●参加料金:大人2,000円 小中学生500円(小学生未満無料)●http://www.banei-keiba.or.jp/
HOTEL NUPKA
帯広駅から徒歩3分、モダンでスタイリッシュな佇まいが目を引く「HOTEL NUPKA(ヌプカ)」へ。アイヌ語で「原野」を意味するヌプカは、歴史的建物をフルリノベーションして生まれました。
暖炉を携えたロビーは、「暮らすような旅」を叶えてくれるヌプカの象徴的なスペース。
併設のカフェ&バーでは、サンドイッチやゲストビールをご提供。看板娘の小川さんイチオシは、完全オリジナルの「旅のはじまりのビール」(800円)。
道東産大麦麦芽を100%使用したこだわりのクラフトビールを樽生でめしあがれ。
「めっちゃうまい!」(仕事を忘れてグビグビ)
お部屋はドミトリー、シングル、ダブルの3タイプ。木のぬくもりを感じる空間は、コンパクトながらも大型テレビやコンセント付き収納ボックスの設置など、機能性にも配慮したつくり。しかも、素泊まり相部屋は2,300円〜と超破格!
窓の角、部屋の角、テレビの角をすべてちょっとずつ見切らせて。すべてを写しすぎない方が、部屋の広さを強調できますよ。
長期滞在したい人には、賢い選択肢かも!
お見送りのあたたかさにも、ほっこり。現地にふるさとができたような気持ちになれたNUPKA、またいつか訪れたいな。
HOTEL NUPKA(ホテルヌプカ)●北海道帯広市西2条南10丁目20-3●0155-20-2600●CAFE&BAR NUPKA 07:00〜23:00
合コンよりも効率的かもしれない駅
良縁を求めるなら、合コンに行くよりも効率的(かもしれない)スポットが、十勝にはあるんです。それがこちら、幸福駅!
幸福駅は、現在は廃線となった旧国鉄広尾線の駅。
同じ線にある「愛国駅」と合わせて「愛の国から幸福行き」の区間切符を販売したところ全国的なブームとなり、廃線後は観光スポットとして親しまれるようになりました。
現在は恋に効くとウワサの開運スポットに。幸福駅売店で買ったポストカードに願い事を書いて駅舎に貼ると、良縁に恵まれるというから、さっそく私もペンを走らせました。
こちらが駅舎! 意外に小さいんですね。
ジャンプに合わせて、Bluetoothで遠隔撮影! ジャンプ力がなくても、床から仰ぐようなアングル&床の面積を小さめにするように意識すると、迫力を出せます!
中には壁一面にピンクのチケットがぎっしり! もはや駅舎の跡形はありません(笑)。 画鋲でしっかり止めて、願掛け完了!
駅舎を抜けるとハッピーベルが。せっかくなので全力で鳴らしてきました。
ここでは、ウエディング体験ができる幸福駅ハッピーセレモニーも行っているそう。幸せになりたい人は、ぜひ訪れて♡
北海道帯広市幸福町●売店は7:00〜18:00(年中無休)
ハンガリーと十勝のマリアージュ
ランチは、幕別町にある小高い丘の上に広がるガーデン「十勝ヒルズ」へ。
「ファームレストラン ヴィーズ」では、料理長にハンガリー出身のシェフを迎え、十勝とハンガリーを融合させた独創的で美しいお料理をいただくことができます。
インパクト大のエントランス。実は十勝とハンガリー、気候や豚肉を好む食文化に、意外な共通点があるそうですよ。
ランチコースは、自家栽培とれたての旬野菜やハーブなど、十勝の新鮮食材をたっぷり使用したメニューがずらり。ハンガリーと和が調和する、奥深い味わいといったら、そりゃ最高。
おしゃれなレストランでの食事シーンは、人物をあえて中央からずらして余白を残すと、空間を含めたステキさが伝わります。
メインのお肉料理は、2004年にハンガリー国宝にも指定された豚肉「マンガリッツァ」が主役。口に入れた瞬間とろ〜りと消えていく、不思議な舌ざわりが新感覚!
実は十勝ヒルズでは、国内で初めてこのマンガリッツァの繁殖に成功。これから「マンガリッツァ」をレストラン内だけではなく、全国に出荷予定なのだとか。ありがとう…!十勝ヒルズのみなさん…!
特別にいただいたプチデザートの盛り合わせも絶品でした。
春には1,500種以上の草花や木々の庭園を楽しめる十勝ヒルズ。どの季節にも楽しみがありますよ!
ファームレストンラン ヴィーズ(十勝ヒルズ内)●中川郡幕別町字日新13番地5●0155-56-1111●ランチ11:00〜15:00(L.O14:30)、ティータイム15:00〜17:00(L.O16:30)ディナー18:00〜21:00(L.O20:00)完全予約制●月曜休(ディナーは日〜火曜)
空港で人気のおみやげ大放出!?
1泊2日の弾丸旅であることを忘れるほどの充実ぶり。空港に戻ると、空港スタッフの佐藤さんがお土産店を案内してくれました。
AIRDOでは帯広線搭乗キャンペーンとして、抽選で往復航空券やフォトジェニックな十勝管内のホテル宿泊券、特産品などが抽選で当たるキャンペーンがスタートしたそう!
キャンペーン商品にもなっている、空港で人気の十勝土産を案内していただきました。知ってました? あの人気の六花亭や柳月も、本店は帯広にあるんです。
ちなみにプレゼントはこんな感じ(おいしそう!)。
左下の”十勝豚丼セット”は帯広市民のソウルフード。佐藤さんも大好きだそうです。
佐藤さん「豪華ランチ食べてきたそうで、残念です」
中村「いやいや豚丼は別腹ですよ」
佐藤さん「えっ」(中村豚丼奪う)
(これ完食しました)
十勝って美味しいものいっぱいで本当困る!!
そんな十勝の恵みが当たるキャンペーン。ぜひ応募してみてくださいね!
対象搭乗期間:2018年1月1日(祝)〜2月28日(水)※エントリー期間は〜3月4日(日) 応募はAIRDOホームページから!
以上、十勝帯広フォトジェニックハントの旅でした! 次はどこに行こうかな♡
書いた人:中村朝紗子
株式会社 Morning Labo 代表、撮影女子会ファウンダー&プロデューサー。女性誌でのライター経験を生かし、撮影女子会を軸としたフォトジェニック空間やイベントの企画・プロデュースを手がける。特技は少林寺拳法(高校時代全国2位!)、趣味はオムライス食べ比べ。本サイトではインスタ映えするコト・モノを探る連載「北海道のフォトジェニックハント」を担当中。
Twitter:@monichild
instagram:@nakamuraasako
座りのショットは、片方の足をちょこんと前に出すだけで、ニュアンスが加わります。寒さを言い訳に萌え袖して、さらにあざとくいきましょう(笑)。