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1日で巡る!岡山・倉敷のおすすめ観光スポット10選まとめ

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 「岡山」といえばみなさん、何を思い浮かべますか? テレビCMでも見る機会の多い桃太郎? それとも「クセがすごい」で有名な岡山出身の芸人・千鳥?

もちろん桃太郎も千鳥も有名なのですが、他にも観光で訪れたいスポットがたくさん。そこで今回のYorimichi AIRDOでは、札幌出身モデルのyunaさんに岡山・倉敷のおすすめ観光スポットやおすすめ体験を、ギュッと1日に詰め込んで行ってもらいました!

各スポットで撮影した「写ルンです」の写真も交えて、ご紹介いたします!

 

▼もくじ

観光スポット01. 特別史跡「旧閑谷学校」で歴史に触れる

観光スポット02. 「一陽窯」で岡山を代表する備前焼に触れる

観光スポット03. 「UDO」でお洒落ランチを愉しむ

観光スポット04. 「桃茂実苑」でもぎたての桃をいただく

観光スポット05. 日本の三大庭園「岡山後楽園」を鑑賞する

観光スポット06. 「ANTENNA」で完熟フルーツ満載のパフェをいただく

観光スポット07. 街全体がレトロでお洒落な「倉敷美観地区」を散策する

観光スポット08. 橘香堂で岡山・倉敷銘菓「むらすゞめ」づくりに挑戦!

観光スポット09. 日本初の西洋美術館「大原美術館」でアートを堪能する

観光スポット010. 福寿司で岡山でしか食せない幻の魚「ひら」をいただく

 

 

観光スポット01. 特別史跡「旧閑谷学校」で歴史に触れる

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まず訪れたのは、旧閑谷(しずたに)学校。特別史跡に指定され、敷地内にある講堂は国宝にも指定される歴史的建造物。

それもそのはず。旧閑谷学校は日本最古の庶民学校として、1670年に開校。350年近くも歴史のある学校なのです。

 

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右手に見えるのが、国宝に指定されている講堂。特別な許可をいただき、中に入らせていただきました。

 

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最大200名まで収容可能なこちらの講堂では、9月末までの毎月第1、3日曜日に論語を朗誦する体験が楽しめます。(予約不要)

 

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さらに学校を囲う石塀も国の重要文化財に指定されており、何から何まで重要なものがギュッと詰まったスポット。そんな旧閑谷学校で撮影した「写ルンです」写真がコチラ。

写ルンです in 旧閑谷学校

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歴史あるスポットだけあって、「写ルンです」で撮影すると、なんとも言えない "修学旅行感" がいいですね。古都・京都などとはまた違った雰囲気で、レトロな1枚に仕上がっています。 

「旧閑谷学校」へのアクセス

  • 住所:岡山県備前市閑谷784
  • TEL:0869-67-1436
  • 開館時間:9時〜17時
  • 公式HP:http://shizutani.jp/

 

観光スポット02. 「一陽窯」で岡山を代表する備前焼に触れる

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続いてやってきたのは、岡山を代表する焼き物・備前焼の窯元である「一陽窯」へ。

 

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店舗にはお皿やカップなどの備前焼を購入することができます。さらに店舗の奥にある工房も見学可能。

 

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実際に使われている窯や、作家の陶芸の様子を見学させていただきました。

 

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備前焼の特徴の1つは、このように藁で模様をつけられるところ。1つひとつがオリジナルの柄になるため、唯一無二の自分だけのカップを手に入れることができます。また、釉薬(うわぐすり)を使わないのも焼き物では珍しく、使い込むほど味がでる焼き物です。

 

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工房の横には、フォトジェニックなお庭も。
一陽窯さんで撮影させてもらった「写ルンです」写真はこんな感じに仕上がりました。

写ルンです in 一陽窯

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普段とは違った光景を目の当たりにする、備前焼の職人世界。

実は先ほどの旧閑谷学校の屋根の瓦も備前焼。そして続いていくランチスポットのお皿やカップも備前焼と、街中に浸透している備前焼。そんな備前焼の出来あがるまでの工程を、ぜひ一陽窯さんで触れてみてはいかがでしょうか。 

一陽窯へのアクセス

 

観光スポット03. 「UDO」でお洒落ランチを愉しむ

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 一陽窯から歩いて数分。伊部駅の改札前すぐにあるのが「UDO」というカフェ。備前焼の次は、こちらでお洒落ランチを楽しみましょう。

 

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備前焼では複数の窯が連なった "登り窯" を使う場合が多いそうで、登り窯の一番手前の窯を「ウド(運道)」と呼ぶのだとか。

駅の入口に位置するカフェ「UDO」は、まさに備前焼の世界への入り口なのです。

 

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yunaさんがいただいたのは、備前焼のお皿に乗って出てきた「BLET」サンドイッチセット(ベーコン、レタス、卵、トマト)。ボリューム感たっぷりのサンドイッチで、午後の岡山・倉敷巡りのエネルギーを注入!

 

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ちなみに「クロックムッシュ」もたっぷりチーズでボリューム満点。インスタジェニックな一品でした。

写ルンです in UDO

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 「UDO」のある伊部駅前には、思わず写真を撮りたくなる電話ボックスが! ばっちり「写ルンです」で写真に収めました。

UDOへのアクセス

 

観光スポット04. 「桃茂実苑」でもぎたての白桃をいただく

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さて、次はやっぱり岡山と言えば「白桃」!

桃狩り体験に挑戦です。やってきたのは、桃農園の「桃茂実苑」(ともみえん)さんへ。いちご狩りやぶどう狩りなどを経験したことがある方は多いと思いますが、桃狩り体験はなかなか珍しいですよね。

 

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もぎたての白桃からは、とってもいい匂いが。

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桃狩り体験では、白桃を持ち帰ることが可能です。これは最高のお土産!

 

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また、その場で試食もさせてくれます。

うまく桃を真二つに切れなくて苦戦するyunaさん。農家のお婆ちゃんも思わず笑顔に。

 

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水々しい白桃は、最高の果実。

ぜひ名産地・岡山で桃狩りを楽しんでみてくださいね!

写ルンです in 桃茂実苑

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なお、桃狩りは8月上旬まで実施、それ以外のシーズンはぶどう狩りを楽しむこともできます。詳しい実施時期は下記よりご確認ください。

桃茂実苑へのアクセス

  • 住所:岡山県赤磐市上市218−1
  • TEL(果物狩り一般用予約窓口):086-958-5444
  • 開園時間:9:00~16:00
  • 公式HP:桃狩りなら岡山の観光農園・桃茂実苑で|白桃工房
  • 2017年8月19日までのまでの毎週土曜日、JR岡山駅を出発して「桃狩り(1個)&桃食べ放題(30分)」を楽しめるバスを運行中。

 

観光スポット05. 「岡山後楽園」を鑑賞する

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 "日本三名園" として数えられているのが金沢市の兼六園、水戸市の偕楽園、そして岡山市の後楽園。コレは行かねば!ということで、やってまいりました。

 

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岡山後楽園が完成したのは1700年。144,000平方メートルもある広大なその敷地内には、歴代藩主の想いが込められた建造物が建てられています。

 

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庭園の奥(写真右奥)には岡山城を眺めることもできます。園内は非常に広いので、すべて見て回りたいという方は時間に余裕を持ってくることをオススメします!

写ルンです in 後楽園

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岡山後楽園へのアクセス

  • 住所:岡山市北区後楽園1-5
  • TEL:086-272-1148
  • 開園時間(3/20〜9/30):7時30分〜18時まで
  • 開園時間(10/1〜3/19):8時〜17時まで ※入園はそれぞれ15分前まで
  • 公式HP:岡山後楽園 - 岡山後楽園公式サイト

 

観光スポット06. 「ANTENNA」で完熟フルーツ満載のパフェをいただく

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岡山後楽園を出たら、出石後楽園通りへ向かいましょう。

出石後楽園通りとは、大正時代から明治時代初期の建物を改装したカフェや雑貨屋さんが並ぶエリア。

 

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その一角に立つカフェ「Antenna」さんへ行ってきました!

 

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窓際の席に座れば、どことなくインスタジェニックな一枚に。 

 

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そして今回オーダーしたのは、「いづし大正浪漫パフェ」。

うちわやハートの形をした麩菓子や、アイスに刺さった傘がとってもキュート。完熟メロンとマスカットに加えて、白桃ジェラートが絶妙な甘さでたまらない――飽きることなく完食してしまいます。

 

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店内に飾られたアート作品の数々と一緒に、パシャリ。

写ルンです in Antenna

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旅の小休止にピッタリのカフェ。

ぜひ岡山後楽園へ行かれた際は、「Antenna」へも立ち寄ってみてください。

Antennaへのアクセス

 

観光スポット07. 街全体がレトロでお洒落な「倉敷美観地区」を散策する

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さあ、続いてやってきましたのは、岡山の人気スポット・倉敷の美観地区! かつて江戸幕府の直轄領であった倉敷は、いまなお江戸時代の風情が街並みに残っています。

 

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倉敷川畔に並ぶ柳並木に白壁の屋敷、そして風情のある路地たち――まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような街並みに、思わずうっとりしてしまいます。

 

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倉敷美観地区内は、もうどこを歩いてもフォトスポット。時間の許す限り、思う存分散策して、たくさん写真を撮りたいエリアです。

「写ルンです」でも、たくさん撮影をしちゃいました。

写ルンです in 倉敷美観地区

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着物や浴衣を着て散策しても良さそう!

人力車に乗っても、絵になる写真がたくさん撮れそうです。

倉敷美観地区へのアクセス

 

観光スポット08. 橘香堂で岡山・倉敷銘菓「むらすゞめ」づくりに挑戦!

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次にやってきたのは、倉敷美観地区エリア内にあるお菓子処・橘香堂(きっこうどう)へ。

ここでは岡山・倉敷の銘菓である橘香堂「むらすゞめ」の手焼き体験に挑戦してみましょう! 手焼き体験ができるのは橘香堂美観地区店のみ。貴重な体験です。 

 

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ちなみに、販売されている「むらすゞめ」はこんな感じ。

お菓子の色や形から "群がるスズメ" ということで「むらすゞめ」と命名されたのだとか。さっそくyunaさんに手焼きに挑戦してもらいました。

 

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手焼きというだけあって、鉄板にひいた生地をひっくり返すのも、素手。

 

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薄く広げた生地に粒あんを置き、包む……単純な作業のように見えて、鉄板の上での作業は意外に難しく、yunaさんも真剣な表情に。

 

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無事、「むらすゞめ」が完成です。

 

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なお、通常のサイズの「むらすゞめ」以外にも、ジャンボサイズの「むらすゞめ」焼きも体験可能。ジャンボサイズには粒あんの他に白玉団子も入って、大きさは通常サイズの約7倍! 大きい……!

写ルンです in 橘香堂

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橘香堂へのアクセス

  • 住所:倉敷市阿知2-22-13
  • TEL:086-424-5725
  • 営業時間:9:00~18:00
  • 体験工房の営業時間:10:00~16:00
  • 公式HP:橘香堂(きっこうどう)

 

観光スポット09. 日本初の西洋美術館「大原美術館」でアートを堪能する

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同じく、倉敷美観地区内にあるのが「大原美術館」。

なんと日本初の西洋美術館であり、モネ、ゴーギャン、ピカソ、ルソーといった巨匠たちの作品含め、目をひく圧倒的なコレクション。倉敷美観地区へ訪れたらマストで足を運びたいスポットの1つです。

 

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本館はギリシャ神殿風の建物に。

入り口には、ロダンの彫刻作品「カレーの市民‐ジャン・デール」(写真手前)と「洗礼者ヨハネ」(写真奥)が。

 

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中庭を囲む工芸・東洋館。どの建物も、作品だけでなく建築の内装にも美しさがつまってました。ぜひ、みなさんもその目で体感してみてくださいね。

 

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赤い壁で記念の1枚。

写ルンです in 大原美術館

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本当に建物1つひとつがフォトジェニックな美術館でした。 

大原美術館へのアクセス

  • 住所:岡山県倉敷市中央1-1-15
  • TEL:086-422-0005
  • 開館時間:9時〜17時
  • 公式HP:OHARA MUSEUM of ART

 

観光スポット10. 福寿司で岡山でしか食せない幻の魚「ひら」をいただく

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旅の締めくくりは、やっぱり美味しい食事!

岡山駅近くにある「福寿司」さんへやってきました。

 

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岡山・福寿司へ来たら絶対食べたいのが、「ひら」というお魚の刺身。薄造りでいただきます。なんでも、ひらは岡山でしか食べられない珍魚だそう。小骨が多く、骨切りされた形で出てきます。

さっそくyunaさんに食していただきましょう。

 

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贅沢に6枚取り……!

 

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生姜醤油につけて……パクッ!

 

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「美味しい! しっかりとした旨みと小骨のコリコリ感が病みつきになりそう……!」

 

これは本当に美味しかったです……。青魚のサッパリ感に、意外な脂の甘みが合わさり、なんとも言えない旨みがぎゅっとつまっていました。

 

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続いていただいたのは、「岡山ちらし」。

岡山ちらしと似た形態のお料理に「ばら寿司」というメニューもあります。なんでも、かつて岡山藩藩主が出した倹約令「食膳は一汁一菜とする」に対抗すべく、「いろいろな具材が乗っても一菜だよね」と庶民が考え出したメニューが「ばら寿司」なのだとか。

豪華な食材が種類豊富に乗った「ばら寿司」や「岡山ちらし」、岡山ならではの食文化としてぜひお試しあれ。

※ばら寿司のみ、2日前までの予約が必要です

 

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「ごちそうさまでした!」

 

写ルンです in 福寿司

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美しい「ひら」のお造りに、思わずにんまり。

福寿司へのアクセス

  • 住所:岡山県岡山市北区奉還町2-16-17
  • TEL:086-252-2402
  • 営業時間:[火~土] 11:00~14:30 / 17:00~22:00 ◆ [日・祝] 11:00~14:30 / 17:00~21:00 ※ラストオーダーは閉店30分前
  • 公式HP:本格寿司・郷土料理は福寿司へ

 

おわりに

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1日で巡る岡山・倉敷の旅。

その土地ならではの場所へ訪れ、その土地ならではの食をいただく――知られざる魅力が岡山・倉敷にはたくさん詰まっていました。

そしてスマホでの撮影もいいけれど、現像してみるまでわからない「写ルンです」を使ってみると、旅先から帰って現像が仕上がったときに、充実した思い出が蘇ります。

いつもと違った場所で、いつもと違ったワンシーンをぜひみなさんも撮ってみてくださいね。それでは、また!

 

 

書いた人:永田優介(ナッツ)

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1987年生まれ。北海道出身・東京在住のフリーライター。趣味は映画館巡り。毎日精一杯生きていこうと思います。頑張ります。

Twitter:@nuts612