こんにちは! 撮影女子会プロデューサーの中村朝紗子(@nakamuraasako)です。
北海道の“絵になる”を集める #フォトジェニックハント の旅。第3弾の舞台に選んだのは…おんねゆ温泉・層雲峡(そううんきょう)温泉を結ぶ大雪国道(国道39号線)です!!
©小野芙季子
一緒に来てくれたのは、温泉ソムリエの芳美リンさん(中央・@lynn.lynn5)、管理栄養士の岩根沙恵子さん(右・@saemiltiii)。
雄大な自然に囲まれた大雪国道へ、『フォトジェニック』を探しに行ってきました!
札幌を舞台にした第1弾、小樽を舞台にした第2弾はこちらから。
DAY1:層雲峡で絶景&グルメを堪能!
旭川空港で車をレンタル。「大雪国道」のドライブへと出発〜!
車を走らせること約1.5時間、北海道上川町にある峡谷「層雲峡温泉」を目指します。
このエリアには、石狩川を挟んで約24km続く断崖絶壁や、日本の滝百選にも選ばれた名滝や温泉地など、北海道の自然のエネルギーを体感できるスポットがギュッと集まっているんです。
絶景ミシュランランチ
ランチにやってきたのはミシュラン1つ星レストラン「フラッテロ・ディ・ミクニ」。大雪山を望む高原にたたずむ、モダンなレストランです。
お店の前には、大雪山を背負うようにして芝生が広がっています。この山はかつて「神々が遊ぶ庭-カムイミンタラ」とも呼ばれていたそう!
澄み切った空気を胸いっぱいに吸い込んで深呼吸。ん〜、最高に気持ちいい!!
店内には、世界からも評価される地元木材を使用した旭川家具の製品をコーディネート。あたたかな陽の光をたっぷり取り入れる大きめの窓からは、大雪山の峰々を眺めることができます。
贅沢なロケーションと一緒にいただくのは、地元の農家からとりよせた食材でつくられる、北海道の恵みいっぱいのお料理です。
©小野芙季子
ランチ「母なる大地のコース」5,500円。「滝川産鴨と十勝の豆ガーデン風サラダ」。
お味は、さすがのミシュランシェフ!! 野菜のシャキシャキ食感とともに、鴨や豆そのものの風味が広がって、濃く深く、自然を感じられる味でした。
©小野芙季子
併設のヴィラではステイも可能。宿泊の候補地としても、オススメです◎。
フラッテロ・ディ・ミクニ●上川郡上川町菊水旭ヶ丘●11:00〜14:30、18:00〜20:00(L.O)●月曜休(2017年7、8月は無休、冬期間クローズ※お問い合わせください● 01658-2-3921●要予約
ご当地アイスはマストチェック!
デザートは別腹! ということで、やってきたのは「アイスクリーム工房ベレル」。北海道に来たら、食べなきゃ損、そん!
大雪高原上川町の新鮮牛乳を低温殺菌処理してスッキリ味仕上げたアイスクリームは、ベレルの名物。ドライブの気分転換にもぴったり♪
フレーバーは、バニラ・ココア・ミックス(各350円)の3種類。農薬を使わず、大自然の中でのびのび育った牛たちの大地の恵みをいただきます!
隠し味はハチミツ。ミルクとのハーモニーは絶妙! 低温殺菌ならではのさっぱりした後味なので、大人でもペロリと食べられますよ。
テラス席の花壇を活用してパシャり。チアフルなイエローを手前にぼかすと、目をひく色合いに。ローアングルなのであごを引くのも忘れずに(笑)!
アイスクリーム工房ベレル●北海道上川郡上川町旭町25-22●平日9:00〜18:00、日曜8:00〜18:00、お盆(8月11〜16日)8:00〜18:00、秋(9月25日〜11月3日)9:00〜17:00●11月4日〜4月下旬休●01658-2-1860
森の花園で #親指姫フォト
続いて、700種以上の草花に出会える森の花園「大雪 森のガーデン」にやってきました。
入り口では、色とりどりのチューリップがお出迎え。見ているだけで、少女に戻ったような気持ちにさせてくれます。中のお庭に期待が高まる…♡
広大なガーデンには四季折々の花々が、カーペットのように遠くまで広がっています。エリアごとにコンセプトを設けて植栽されているので、歩くたびにあたらしい発見があるはず!
ここでのベストショットは「#親指姫」カット。お花から生まれた親指大の小さな姫になりきって、はいポーズ♡
チューリップのお花を仰ぐようにカメラを構えて、立ち位置を微調整。両手をパーに、お花の上にちょこんと飛び出すようなポーズで親指姫フォトのできあがり!
大雪 森のガーデン●北海道上川郡上川町字菊水841-8●5月13日〜9月10日9:00〜18:00(17:00受付終了)、9月11日〜10月15日9:00〜17:00(16:00受付終了)●10月中旬〜4月下旬休●入場料:800円(中学生以下無料)●01658-2-4655
勇壮な名滝に圧倒される!
層雲峡の名所「銀河の滝・流星の滝」へ。層雲峡という地名は、アイヌ語「ソウウンベツ」(滝の多い川)に由来しているのだとか。それにしても、ロマンチックなネーミングですね♡
石狩川沿いに24kmにわたり続く断崖絶壁にはいくつかの滝がありますが、中でももっとも美しいふたつの滝は、日本の滝百選にも選ばれています。
「銀河の滝」に流れる水は、まるで細く繊細な白糸のようにも見えます。約3万年前の大雪山の噴火でできたというこの滝からは、大地の生命を感じます。
すぐそばには、滝から続く川が勢いよく流れていました。涼やかな空気に満ちた川沿いは、マイナスイオンたっぷりで、癒されること間違いなし!
川と人を撮るときは、体の向きとハンドアクションに気をつけて。
川に正面を向いしまうと表情が見えづらく臨場感がダウン。体を少しカメラ側に開き、ちょっとした仕草をプラスするだけでこんなに変わる!
滝を背に20分ほど斜面を登ると「双瀑台」の展望台に続きます。そこからは、別名女滝・男滝とも呼ばれる2本の滝を同時に見ることができますよ!
銀河の滝・流星の滝●上川郡上川町層雲峡●01658-5-3350(層雲峡観光案内所)
DAY2:動物と温泉に癒されるおんねゆエリアへ
2日目は、層雲峡エリアから車で約1時間、北見市の「おんねゆ温泉郷」エリアへ。(女満別空港からは車で約1.5時間)
「おんねゆ温泉郷」は開湯明治32年(1899年)。ここは湯船からお湯が溢れる源泉100%掛け流しの温泉のまち、一年を通じて楽しさ目白押し。いつ来ても道東の旅を思い切り満喫していただけます。
©小野芙季子
さらにこの地では、なかなか出会えない動物たちとのとっておきの出会いも…!? さっそく行ってみましょう!
滝つぼを見上げるきらめきの水槽
まずやってきたのは「北の大地の水族館<山の水族館>」。ここは国内でもめずらしい淡水魚の水族館です。
北見の自然に溶け込む ウッディな入り口がかわいい。入り口を入るとすぐ目に飛び込んでくるのは、日本初! 滝つぼを見上げる水槽。
まるでダイビングしているような気分で、魚たちを下から見上げられるユニークな水槽です!
カメラを足もとで構えて、見上げるように撮影。さらにスマホからブリリアンス・明るさ・彩度を上げてあげると、水のきらめきが際立って「いいね」が集まります!
館内には1mを超える北の大魚イトウや、温泉水で育った熱帯淡水魚など、ここでしか会えない魚たちを観ることができますよ。
メインホールのドクターフィッシュに大興奮! ユニークな水槽や魚たちを体感できる仕掛けがいっぱいの水族館。ぜひ、童心にかえって楽しんで!
北の大地の水族館<山の水族館>●北見市留辺蘂町松山1-4●8:30〜17:00(11月〜3月は9:00〜16:30)●4月8日〜14日、12月26日〜1月1日休●入館料:670円(中学生440円、小学生300円)●0157-45-2223
道の駅でご当地グルメに舌鼓
お腹が空いてきたら、水族館のすぐそばにある「道の駅 おんねゆ温泉」へ。ご当地グルメやおみやげを探すなら、ココです!
今年オープンしたばかりの「食べ飲み処 川上屋」は、ご両親と一緒にお店を営む川上夫婦自慢のお店。
名物「たまコロ」は、甘くてフレッシュな北見の玉ねぎをツナとマヨネーズで味つけた、新感覚のコロッケ。全国コロッケフェスティバルで優勝した絶品コロッケなんです!
そう、実は北見=たまねぎ生産量日本一。そのおいしさを1口サイズで楽しめるのはうれしいですね!かわいいオリジナルカップも、絵になります♡(5個入り350円)
カップやお花などを手持ちで撮影するときは、アイテムの頭をすこしカメラ側に傾けてあげるのがコツ。背景はカラフルな外観をぼかしてあげれば、ポップな1枚に。
道の駅の物産展示販売では、北見の名産「白花豆」をつかったソフトクリームが大人気。
「白花豆ソフトクリーム(350円)」は、ほどよい甘さと豆の風味がやみつきに。白花豆は食物繊維がごぼうの3倍で健康と美容に効果テキメン! 豆感がのこるザラザラした食感を、ぜひその口で味わって!
物産展示販売 果夢林ショップ ●北見市留辺蘂町松山1-4 道の駅おんねゆ温泉 ●8:30~17:00(11月~3月は9:00~16:30) ●4月8日~14日、12月26日~1月1日休 ●0157-45-3373
食べ飲み処 川上屋 ●北見市留辺蘂町松山1-4 道の駅おんねゆ温泉からくり王国 ●平日10:00~18:00 土日祝8:00~18:00※冬季時間変動有 ●不定休 ●0157-45-3945
北きつねのつぶらな瞳にキュン♡
水族館の魚のほかにも、かわいい動物に触れあえるスポットがあると聞きつけ、やってきたのは「北きつね牧場」。
北半球の草原から森林に広く分布する北きつねは、おんねゆにもたくさん生息。ここは約60匹の北きつねが放し飼いにされ、その愛らしい姿を間近で見ることができます。
いましたいました。眠いのでしょうか…ん〜、かわいすぎる!
飼育員さんからもらったエサを手にすれば、ちょっとずつ距離を縮めることもできますよ。
最初はちょっと臆病なので、同じ位置で「何もしないよ!」と待ってあげましょう。そうすれば、こんなに近くに来てくれます♡
至近距離での撮影にも成功!! う〜ん、見事な上目遣いです。
できるだけエサの位置を変えずに、右手でカメラを構えて。もっとも近く一瞬を逃さないように、近づいたら連写で撮影を!
お土産コーナーには、かわいすぎる北きつねグッズがたくさん。
小さな子どもへのおみやげにも喜ばれそうです!
きたきつね牧場●北海道北見市留辺蘂町花丘51-1●8:00〜18:00(11月1日〜3月31日9:00〜16:00)●入園料500円(中学生400円、小学生300円)●0157-45-2249●※園内のきつねには感染症対策を実施。総合振興局環境生活課の指導のもと営業。
数量限定の絶品モンブラン!
おやつタイムは地元の人たちに愛される「ファミリーレストラン エフ」へ。オホーツクの山の幸、海の幸、地元の素材を活かした豊富なメニューが豊富なレストランです。
おやつタイムのおすすめは、週末に数量限定で食べることができる「白花豆モンブラン(400円)」。
しっとりしたアーモンドタルトの上に白花豆のペーストで作ったムースをのせ、生クリーム入りの白花豆餡を絞り、仕上げに光り輝く白花豆のグラッセをのせた逸品です。
ティーカップの柄がかわいいので、高いアングルで撮影。俯瞰フォトではアイテム同士をくっつけることがポイント。ケーキ皿をティーカップに寄せ、モンブランもお皿の右上へずらしています。
ちなみに…フードのおすすめNo.1は、大きなオニオンリングを冠のようにトッピングした「オホーツク北見塩やきそば(920円)」!
アツアツの鉄板に「魔法の水」をかけると、オホーツク産ホタテと北見産たまねぎと塩ソースの香りが入り混じった、食欲をそそられる香りが立ち込めます!
ファミリーレストラン エフ●北見市留辺蘂町旭西220●11:00〜20:00●水曜休●0157-42-4574
源泉かけながしの美白の湯
温泉地を代名詞とする北見では、「美白の湯」に癒されるのも楽しみの1つ。宿泊は、創業明治32年の老舗旅館「大江本家」へ。
©小野芙季子
温泉ソムリエの芳美さんいわく「硫黄泉であるおんねゆ温泉は、シミ予防も期待できる美白の湯。PH値も高くクレンジング効果もあるので、古い角質をオフし、つるつる肌にしてくれるはずです」
旅先でいつもより紫外線を浴びてしまった日のケアにぴったり!
客室は和室、和洋室、洋室と多彩。旅の疲れを癒してくれる、ゆったりした落ち着きのあるしつらえです。
©小野芙季子
温泉のあとは、お待ちかねの和食膳! 料理長が腕を振るう御膳料理には、ホッカイシマエビ、白花豆のピクルス、十勝産和牛冷しゃぶなど、北海道の旬の食材を贅沢に使った料理が盛りだくさん。
女子会を大いに楽しみましょう♪
北海道温根湯温泉 大江本家●北見市留辺蘂町温根湯温泉466-1●0157-45-2511
森と温泉に癒されるドライブ旅へ
旭川空港・女満別空港からのドライブで出会えた、大自然・動物・癒し・グルメ。とにかく、女子の「好き! 」が詰まったルートでした。この夏はぜひ、層雲峡・おんねゆへ、ステキな女子旅に出かけてみては?
今回の記事は、層雲峡・おんねゆ温泉エリア(※)で配布中のパンフレットと連動しています。パンフレット版では本記事でご紹介しきれなかったオススメの物産やお宿も紹介しています。ぜひ旅のおともに、持ち運びください♪
※女満別空港・旭川空港の観光案内所やレンタカー会社、大雪森のガーデン、セブンイレブン上川層雲峡店、セイコーマート層雲峡店、北の大地の水族館など
【大雪国道Route39とく得キャンペーンも実施中!】
●キャンペーン期間:7月24日(月)~10月31日(火)
●HP:https://www.route39-shinhakken.com/
書いた人:中村朝紗子
株式会社 Morning Labo 代表、撮影女子会ファウンダー&プロデューサー。女性誌でのライター経験を生かし、撮影女子会を軸としたフォトジェニック空間やイベントの企画・プロデュースを手がける。特技は少林寺拳法(高校時代全国2位!)、趣味はオムライス食べ比べ。本サイトではインスタ映えするコト・モノを探る連載「北海道のフォトジェニックハント」を担当中。
Twitter:@monichild
instagram:@nakamuraasako
自分を小さく写しながら、バンザイでポーズは大きく。大雪山の雄大さを強調しましょう!